yukitaの想い出日誌 CLANNAD―クラナド―第14回『Theory of Everything』(完全版)
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CLANNAD―クラナド―第14回『Theory of Everything』(完全版)

もし一ノ瀬夫妻が無事だったら、ことみと朋也の関係は『幼馴染の恋人』になっていたと思います。
また、幼い朋也が傷心のことみを慰める事が出来ていたら、もう少し早く、ことみの傷が癒えていたと思います。

でも、そんな事よりも。
ことみと朋也が、本当の意味で再会した瞬間こそが、尊いと思います。

独りぼっちになっても、朋也をずっと待っていたことみ。
ことみの『かくされた世界』を知り、ことみの心を救った朋也。それを助けた渚達。

ことみの誕生日に、新しい友達を連れて来ると約束した朋也。
遠回りはしたけれど、渚達という『新しい友達』を連れて来て、一緒に誕生日を祝う事が出来た。

悲しい事が多かった分、ことみの人生は今後、楽しい事が沢山待っているでしょう。
そこには朋也達が居て、その中で笑みを湛え、ことみは生きて行く。

そんな未来が見られる事を予感させる、良い話だったと思います。
※何か、イキナリ絞めっぽい書き出しですが、これからが本編です。――では、どうぞ!
心を閉ざしたことみを救う為、『思い出の庭』を甦らそうとする朋也。
渚達も一緒になって、庭を綺麗にしようと尽力する。

でも、学校をサボってまで手伝おうとしたり、朋也と一緒に深夜まで居残ろうとすることについては、朋也は頑なに断る。

それは庭を甦らせる事が、ことみとの想い出を辿る旅でもあるから。そして、それが『朋也の出来る事』だから。

ことみの誕生日を祝う為に、『それぞれが出来る事をしよう』と約束した、朋也と渚達。
朋也の出来る事は、ことみと過ごした日々を思い出す事。
それは、朋也にしか出来ない事。ことみの『大切な友達』の、朋也にしか出来ない事。

昼夜分かたず作業した甲斐があって、ようやく『思い出の庭』を甦らせる事が出来た朋也。
ことみから貰った本を読み始めると、『おとといは、ウサギを見たの』というフレーズを目にし、ことみが言っていた言葉は、この本の台詞だった事を知る。

※ことみが読んでいた本の表紙は、題名(『たんぽぽ娘』)が擦れて、ほとんど消えていました。
朋也に手渡すまで毎日、繰り返し読んでいた事が窺えます。

――いつの間にか、眠りにつく朋也。そして、朋也の記憶の扉が開かれる。

虫捕りをしていたら、ことみの家に迷い込んでしまった朋也。バイオリンを弾いていたことみに出会い、二人は友達になる。

何時も一緒に居た二人。庭でままごとをしたり、花を観察したり。
でも、庭から外に出ようとしなかったことみ。

ことみの誕生日に、『新しい友達』を連れて来ると約束した朋也。
でも友達は、「知らない女の子の誕生日に行くなんて、恥ずかしい。」と言って、一緒に行ってくれなかった。

約束を守れなかった事への後ろめたさから、ことみの誕生日を祝いに行けなかった朋也。
ことみに謝る決心がつき、夜に一ノ瀬家に向かうと、書斎が炎に包まれていた。

泣きじゃくることみ。朋也が何とか火を消そうとコップに水を注ぎ何度も炎に掛けるも、一向に炎は消えない。
立ち尽くす朋也。そこに紳士と同僚の男性が掛け付け、何とか鎮火に成功する。

泣きじゃくることみに、「これは違うんだ。君が泣く事は無いんだよ。」と、説明する紳士。
でも『両親の論文を燃やした』と思い込むことみは、泣き止まない。

紳士が朋也に身分を明かした時、『後悔している』と言っていました。それはこの時の、ことみの泣き顔を見たからだと思います。

ことみの両親の同僚だった紳士としては、せめて一ノ瀬夫妻が遺した論文を世に公表する事が、夫妻の生きた証となり、夫妻の遺志に添うと思っていた。
でも両親を亡くし、悲しみに暮れていることみの心を救う事が先決だった事に気付いたのだと思います。

紳士が度々、ことみの前に姿を見せていたのは、ことみを案じての事でしょう。
でも、ことみにとっては『両親の事より、論文が大切な悪者』でしか無かった。

ことみにとって論文は、両親と自分を結ぶ最後の絆だったのかも知れません。
だから、その絆を断とうとする(と、ことみが思った)紳士は、『悪者』と見なされていたのだと思います。

「――目が醒めた?」「まだ、夢を見ているのかも知れない。」
寝ていた朋也に語り掛ける、ことみ。その服は、朋也と初めて出会った時にソックリな服。

「ずっと、覚えていたの。お庭に迷い込んで来た男の子。私…その男の子の事、とってもとっても好きだったの。私の、たった一人のお友達だったから。だから…ずっと待ってたの。」

「ことみ…。」

「おとといは、ウサギを見たの。昨日は鹿。今日はあなた。――あなたは、朋也君。」
「迎えに来た!皆、お前を待ってるぞっ!」
――涙ぐむ、ことみと朋也。

このシーンを観た瞬間、泣きそうになったのですが、我慢してしまいました。
ドラマCDで『ことみ編』の結末を知っていて、感涙したシーンが少し先だったので『我慢せなっ、泣くのはもう少し先!』と思い、涙を堪えてしまいました。

『――ああっ、泣くのを我慢するんじゃなかった!』と、視聴後に後悔しました。
それでもこのシーンは感動的で、何度観ても、僕の心を揺さぶってくれます。

※ことみは、ずっと朋也の事を覚えていて、朋也が来るのをずっと待っていました。
寂しさを抱えながら、それでも朋也を待ち続けたことみ。
それは、『たんぽぽ娘』の表紙が擦れて、殆ど消えてしまった事からも窺う事が出来ます。

そして朋也に本を手渡した時、『読まなくてもいいの』と言ったのは、『もし私の事を思い出してくれなくても、朋也君の心に、私の事を留めていて欲しい』と、願ったからだと思いました。

ことみと朋也が図書室で再会した時、『おとといは、ウサギを見たの』と、朋也に語り掛けたのは『私の事、覚えてる?』と、朋也に確かめる為だと思います。(この書き方だと、『Kanon』第1話の名雪みたいですが。)

朋也の手を取り、庭に降り立ったことみ。
「お空、とっても綺麗…。」

夕焼け空に舞う、2羽の蝶。
『外が怖い』と言っていた幼いことみが成長して、朋也と一緒に外の世界に歩いていく事を決意した象徴の様に見えました。

翌日。登校することみを、校門前で出迎えた朋也達。
「私を待っててくれたの?」
そう問うことみに、手渡される『ヴァイオリン・プレゼント券』。――今日は、ことみの誕生日。

笑顔のことみの許に、担任の先生が。(今更ですが、美人。)

ことみが登校してきた事を、素直に喜ぶ先生。ことみの後見人が、ことみに会いに来た事を告げる。
怯えることみを励ます朋也達。紳士とは、演劇部室で会う事に。

紳士は、夕べ遅く研究室に届いたスーツケースを、ことみに見せる。それは、ことみの父のスーツケース。

「論文が入ってるの?」「開けてご覧?」
紳士に促され、朋也達に励まされ、スーツケースを開けることみ。
そこに入っていたのは、クマの縫ぐるみと一通の手紙。

『もし、あなたがこのスーツケースを見つけたら、娘に届けて下さい。K&M』
『K&M』
Kは鴻太郎・Mは水恵。(14話を視聴後、調べました。)一ノ瀬夫妻が共同研究の論文にしていたサインと同じモノ。ことみは、スーツケースの中に論文が入っていなかった事に疑問を抱く。
紳士は、論文の控えは最初から存在しなかった事を告げる。ギリギリまで手直しをしていたから、控えを取る暇は無かったと思われる事も。
そして、ことみが焼いてしまった物の正体が、『クマの縫ぐるみのカタログ』である事を明かす。
「娘が初めて、自分から欲しい物を言ってくれた。」
鴻太郎氏が嬉しそうに語っていた事を、紳士から聞かされたことみ。

「でも、あの鞄には論文が入っていた筈でしょ?」「読んでご覧?」

ことみへ。世界は美しい。悲しみと涙に満ちてさえ――これ、お父さんの字…。」
かわいい ことみ。お誕生日おめでとう。――お母さん…。」

紳士は語る。一ノ瀬夫妻は、論文も荷物も捨てて、鞄に縫ぐるみと手紙を入れたのだろう、と。
「君のお父さんとお母さんは、世界の成り立ちを出来る限り美しく、純粋にそして簡潔に表現しようとしていた。しかし、その手紙ほど美しい言葉に、私はかつて触れた事が無い――。

最期まで、ことみの幸せだけを願っていた一ノ瀬夫妻。
その手紙の文字は、平時と変わりなく、しっかりとした筆跡で書かれています。
自らが死に瀕している時でさえ、凛としていられるのは、ことみへの深い愛情故でしょう。

もしかしたら夫妻は、凄く怖かったのかも知れません。普通はそうだと思います。
でも、ことみの事を考えたら、怖さなんて吹き飛んだのだと思います。

その時の夫妻の心境は、きっと安らぎに満ちていたと思います。
ことみが笑顔で居られる様に、娘の幸せだけを願って、優しく語り掛ける様に手紙を綴ったのでしょう。
――ことみの笑顔を、思い浮かべて。

縫ぐるみと手紙を、そっと抱きしめることみ。その周囲には、無数の光が。
それは一ノ瀬夫妻と、その想いが込められた鞄を届ける為に尽力してくれた、多くの(12ヶ国)人々の想いが具現化したモノだと思います。

「お父さんお母さん。私ね、ずっと待ってたの。お家の中で、ずっと一人で泣いてばかりいたの。――そうしたらね。朋也君が迎えに来てくれたの。」
「私、今とっても幸せなの。とってもとっても幸せで。だから、だからね…。――お父さんお母さん、お帰りなさい。

ずっと、両親の帰りを待っていたことみ。
『大嫌い』と言ってしまった両親に、ようやく言えた『お帰りなさい』。

ことみの両親はずっと、ことみの傍に居る。
喩え姿が見えなくなっても、その想いはずっと消えない。
いつまでも、ことみを見守り続ける。

一ノ瀬夫妻の見つけた、世界の成り立ちを簡潔に表した言葉は、『愛している』ではないでしょうか?
愛しい人を大切に想う心こそ、一番尊い存在だと思います。

ドラマCDでこのシーンを聴いた時、本当に感動して泣いてしまいました。
今回も本当に感動したのですが、泣くのを一度我慢した為にウルッと来ただけに留まりました。
とは言え、本当に好きな場面なので、何度観ても感動が色褪せる事はありません。

季節は夏。訪れた朋也達を、自宅前で出迎えることみ。――手には、『ヴァイオリン・プレゼント券』。

「春原や宮沢も呼んでるんだ。今、買い出しに行ってくれてる。」
「私のお父さんとお母さんも、来てくれるそうですよ。」
「皆が揃ったら、贈呈式を始めましょう。」
ことみに語り掛ける、朋也と渚、椋。

「うん。私もお菓子、作ったから。」
ことみの声にはもう、怯えの色は無い。両親の想いと大切な友達が、ずっと傍に居るから。

「どーせ、また作りすぎたんだろ?」「うん。」
「今日だけは、いくらあっても大丈夫よ。コンサートの時みたいに、大勢召集かけといたから。」
「――って、お前。それ凄い数になるだろ!?ここに入りきれるのか??」
得意気に語る杏にツッコむ、朋也。

「ふふっ。大丈夫なの。私のお庭は広いから――。」
幸せそうに笑う、ことみ。

この後に開かれる贈呈式。そしてコンサートは、きっと賑やかなモノになると思います。
そして、その時のことみの演奏は、綺麗な音色を奏でているでしょう。
――ことみの心は今、幸せに満ちているのだから。

※今回も、感想を書くのが大幅に遅れて申し訳ありませんでした。
13話の感想を書いた後に読み返したら、何かダメダメな気がして、書き直そうと4日間悩みました。
でも結局書けず、14話の感想を丁寧に書こうと心掛けました。

『ことみ編』は思い入れのある話だったので、終わってしまったのが寂しく思います。
でも、とても良い話に纏まったと思います。

もし今後『CLANNAD・特別編』があるのなら、是非、『ことみアフター』が観たいです。
『智代アフター』があるのだから、『ことみアフター』があっても良いと思います。
――いや、是非作って欲しいです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。15話は一度観たので、いつもより早く書けると思います。
すぐに16話が控えているので、少し急ぎます。(でも、拾うネタが多過ぎて、少し迷っています。)
――では、また次回。

追伸。『ことみアフター』だけでなく、『風子アフター』や他のヒロインの『アフター』も観たいです。(個人的には、『有紀寧アフター』を希望。)

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CLANNAD 第14回 「Theory of Everything」(その1)

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思い悩むと書けなくなるもの…

この記事を読んだだけで思い出し涙が出てきましたよ。
それだけ私がこの話に感動していた、と言うことの証明でも有るのですが、私にとってはことみシナリオは完全に未知なものでしたからなおさらだったのかも知れません。
また、ことみちゃんに起きた奇跡は世界の人々のちょっとづつの善意が積み重なって出来た奇跡であることも関係していますよね。もちろんそのきっかけは、堕ちていく飛行機の中でことみちゃんの幸せと、プレゼントの熊のぬいぐるみを届けたいと願ったことでした。そしてそのためにはどうしたらよいのか、出来うる最善のことをしたのがことみちゃんのご両親だったのですよね。
これは、あたかも『風の辿り着く場所』の歌詞のようでもありますよね。

そしてアフター編

>是非、『ことみアフター』が観たいです。

私もそう思います。
でも造り始めると他の全員分作って欲しいですよね。
私の一押しはもう既にアフターが出ている智代さんなので、一番見たいのは『ことみアフター』ですね。

人々の善意が織り成す物語。

きつねのるーとさん、コメントありがとうございます。

>善意が積み重なって出来た奇跡

途中で誰かが面倒くさがったり、縫ぐるみを自分の物にしてしまう可能性もあったのに、恐らく宛先も書かれていないスーツケースが、ことみの誕生日に届いた事。
――まるで世界中の人々が、ことみの誕生日を祝う為に齎された奇蹟。

この奇蹟が偶然が重なったモノでなく、人々の善意と努力の賜物である点が、感動的だと思います。

『風子編』も『ことみ編』も、『大切な誰かの為に、何かをしてあげよう』と言う物語だったと思います。
『CLANNAD』はもしかしたら、人々の優しさが、一つの『大きな奇蹟』を織り成す物語なのかも知れません。

『CLANNAD』の全体像は、まだ掴めていないのですが、何となくそう思います。
きっと最終的に、すごく心温まる展開になると信じています。

>一番見たいのは『ことみアフター』ですね。

僕もそう思います。
ドラマCDでも、小説や漫画でも良いから、是非実現して欲しいです。
――いっそ、『CLANNADアフター』が出れば良いのに。(本当に、希望します。)

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