
ハピネスチャージプリキュア!・第2話『ひめとめぐみの友情!ハピネスチャージプリキュア結成!!』感想
しかし、次第に苦戦する様子を見たキュアプリンセスは、キュアラブリーの手を引き、撤退を選択しました。
戦う事を主張するめぐみの意見を、頑なに拒否するひめ。
故郷を救う為に何度戦っても勝てないひめは、心が折れる寸前でした。
重圧に耐えかねず逃げ出したひめを追う、めぐみ。
リボンからプリチェンミラーとプリカードの使い方を習い、ひめを探し当てる事が出来ました。
めぐみの励ましを受け、気力を取り戻したひめ。
チーム名や決めポーズを一緒に考えた後、いざ、サイアークとの再戦へ!
心が通じ合い、気合充分のめぐみとひめ。
果たしてサイアークを浄化し、真央ちゃんを助け出す事が出来るのでしょうか?
※感想を書くのが大幅に遅れたので、最後に少しだけ、考察っぽい事を書いて見ました。
合わせて読んで頂ければ幸いです。
変身を果たした事で、身体能力が普段より増している事を実感した、キュアラブリー。
サイアークを浄化する為に、次々と攻撃を繰り出します。
しかし、攻撃をサイアークに止められて、一転危機に陥りました。
キュアラブリーを助ける為に、果敢にサイアークに体当たりしたキュアプリンセス。
その直後、2人はサイアークの反撃を受け、吹き飛ばされてしまいました。
「何の、此れしき!!」「もう…駄目だわ。」
立ち向かうキュアラブリーと、怖気付くキュアプリンセス。
リボンはキュアプリンセスにラブプリブレスで応戦する事を勧めますが、勇気を挫かれたプリンセスには、戦う気力が残っていません。
「またですか!ラブリーだって怖いんですわよ!!」
キュアプリンセスを叱咤激励する、リボン。
そうこうしている内に、キュアラブリーも次第に劣勢に追い込まれて行きました。
「プリンセストルネード!!――逃げるわよ!!」
サイアークとナマケルダの足止めに成功した、キュアプリンセス。
そのままキュアラブリーの手を引っ張り、戦線離脱。
こうして、キュアラブリーの初戦は、撤退による棄権負けになりました。
めぐみを連れてひめが避難した先は、故郷・ブルースカイ王国の大使館。
周囲に敵が居ない事を確認すると、急ぎ足で大使館に逃げ込み、様子を探られない様に部屋のカーテンを閉じました。
真央ちゃんを助け出す事を、強く提案するめぐみ。
しかしひめは、めぐみの意見を頑として受け入れません。
そんな時、2人の仲裁をする様に現れたのは、地球の神様・ブルー。
ひめはブルーを、「友達が出来たけど、サイアークに勝てなかったよ!」と嘘吐き呼ばわり。
めぐみの活躍を鏡を通して観ていたブルーは、その力を使って、めぐみに世界の情勢を示しました。
ぴかりヶ丘だけではなく、世界中にサイアークが蔓延っているその様子はニュースになる程で、めぐみも認識済みでした。
「事の始まりは、『アクシア』と言う箱だ。アクシアには、世界に災いを齎す者達が封印されていた。」
「ある時、そのアクシアが開けられてしまったのだ…。」
「そして、解放された者達は、サイアークを世界中で暴れさせている。」
ブルーの言葉を聞き、沈痛な面持ちになるひめ。
第1話でキュアフォーチュンが言った、『あなたの所為で、世界が混乱している』と言うのはきっと、ひめがアクシアを開けてしまった事を指しているのでしょう。
もしそうだとしたら、ひめがアクシアを開けた理由は?
その事が明かされるのは、もう少し先になりそうです。
その頃、新たなプリキュアの誕生を感じ取ったクイーンミラージュは、謎の鏡・ディープミラーを呼び出しました。
※クイーンミラージュに従う謎の存在・ディープミラー。「お呼びですか?クイーンミラージュ。」
「不愉快な程に、大きな愛を感じるわ。出所は何処?」
「日本の『ぴかりヶ丘』と呼ばれる町。此処に誕生した、新たなプリキュアからです。」
「名を、キュアラブリー。強い愛のオーラが、この者から溢れ出ております。」
「キュアラブリー。愛の名を持つプリキュア…。目障りね。」
「幸福は一瞬。愛は幻。プリキュアを倒し、世界を最悪に染めて頂戴。」
「仰せのままに――。」
その雰囲気から察すると、多分彼がラスボスなのでしょう。
また、そのシルエットはブルーと瓜二つです。果たして、両者の関係は?
ディープミラーの声を演じているのは、井上和彦さん。
『ジョジョの奇妙な冒険』でカーズを演じてからは、一部ファンから『カーズ彦さん』と呼ばれているそうです。
もしディープミラーがラスボスなら、カーズばりに本性を現した後、「最終的に、勝てばよかろうなのだァァァァ!!」と是非、言って欲しいです。
「良いよ!私達に、ドーンと任せて!!」「勝手に決めないで!!」
ブルーに地球の平和を託され、張り切るめぐみ。その瞬間、ひめは激しく反発しました。
「友達が出来ても、サイアークに敵わなかった!もう、駄目なのよ。幾ら頑張ったって!!」
「そんな事、無いよ。希望はまだ…。」「そんな慰めなんて、聞きたくない!!」
「ひめ、このままで良いんですの?ひめの故郷・ブルースカイ王国は、幻影帝国に支配されて国王様も王妃様も、国民全員が捕らわれてしまったんですよ!」
「皆を助ける為に、今迄頑張って来たのでしょう?――プリキュアであるひめがやらないで、一体誰が、王国を救うのですか!!」
諦めようとするひめを、何とか説得しようとするリボン。しかし今のひめに、その励ましは逆効果でした。
「私には…私には、プリキュアは無理よー!!」
どんなに頑張っても敵に勝てず、故郷を救う足掛かりも掴めない。
ひめの心はもう、限界寸前でした。
逃げ出したひめを追う、めぐみ。しかし、ひめの逃げ足は速く、全く追い付きませんでした。
プリキュアに勝利し、かびるんるんの様に町中にカビを撒き散らすサイアーク。
ばいきんまんの様にカビが大好きなのか、胞子の上で寝転んでいます。
ナマケルダに、プリキュア打倒を命じるディープミラー。
しかしナマケルダは、「メンドクサイから、後にしよう…。」と、そのまま居眠りを続けました。
「もう、駄目だぁ~。ああ~!一体私は、どうすれば良いの!?」
頭を抱えるひめに、「大丈夫?」と声を掛けたのは、ゆうこ。
ゆうこは落ち込んでいるひめに、『特製ハニーキャンディ』を手渡しました。
「あああ…有難う!!」
緊張で声が上ずり、上手く話せなかったひめは、そのまま逃走。
走り去るひめを、ゆうこは不思議そうに見守っていました。
合流したリボンを抱き、ひめを探すめぐみ。
道すがらリボンにプリチェーンミラーとプリカードの使い方を教わり、名探偵に変身しました。
『名探偵ホームズ』っぽい出で立ちで、町を捜索するめぐみ。
ゆうこに出会いひめの特徴伝えてを訊くと、ドンピシャの回答が。
「白と水色のレースの服を着た、可愛い子?」「そう!そう!」
「あっちの公園に居たわ。元気無さそうだったから、特製ハニーキャンディをあげたの!」「有難う!」
元気良く走り去るめぐみの姿を、微笑んで見守るゆうこ。
公園のベンチで落ち込むひめを見付けためぐみ。
努力が報われない事を嘆くひめに、「ひめは駄目じゃないよ!」と、逃げ足や結果が伴わなくても諦めない態度を褒めました。
「そっか!駄目でも、何度もでもチャレンジして来たんだ!ひめはとっても、頑張り屋さんだね!!」
「怖くても、プリキュアやって来たなんて、スゴイよ!ひめ、偉い!!」
「ずっと頑張って来たなら、もうちょっと頑張ってみない?」
「――幸せ注入!!」
自分手を揉んで、温めるめぐみ。そして、ひめの手を握り、自分の温かさを分け与えました。
「こうしてると手がポカポカして、幸せな気持ちになるでしょ?」
「こんな風に、皆に幸せを配りたい。あたし、そう言うプリキュアになりたいんだ!」
「でもあたし、プリキュアになりたてで何にも解らないし、ひめが一緒にプリキュアしてくれると、心強いな!」
「ホント?私が居なきゃ、駄目?」「ダメダメ!ひめが居ないなんて、有り得ないよ!!」
めぐみの気持ちが伝わり、笑顔を取り戻したひめ。
今度はひめがめぐみの手を覆い、めぐみの申し出を快諾しました。
「しょうがないなぁ。じゃあ、やってあげよっかな?」
元気を取り戻したひめに、めぐみは『コンビ名』を考える事を提案。
そして、「決めポーズを決めよう!」と言う事で、頭の上に手を書くポーズを取りました。
「駄目。ダサい。」と、めぐみの案を却下したひめ。
次々と可愛いポーズを取るひめを、めぐみは絶賛しました。
「やるべき仕事をサボって怠ける。これぞ、最高の贅沢。」
「不幸はジワジワと広がって行く。この町はいずれ、カビだらけ。我が楽園の誕生ですな~。」
建物の屋上で、カビ布団に寝そべって怠ける、ナマケルダ。
怠け者の彼が初めての敵だった事は、めぐみ達にとっては幸いでした。
もし彼が、『スイートプリキュア♪』のラスボス・ノイズ様並みの働き者なら、2人は決めポーズを決めている間も無く倒されていた事でしょう。
「そうは、させないよ!!」
だらけるナマケルダに対し、真央ちゃんを助け出す事を凛々しく宣言する、めぐみ。
一方ひめは、まだ戦う勇気が持てず、めぐみの背中に隠れて、様子を窺っています。
敗北に懲りずに立ち向かうめぐみの態度に腹を立て、2人を脅すナマケルダ。
その傲慢な態度を目の当たりにし、めぐみは毅然とした態度で反論しました。
「何で、ひめが怒られなきゃいけないのさ!?悪い事してるのは、ソッチでしょ!」
「ほらっ!ひめも何か言ってやんなよ!!」
「サイアークも最悪だけど、カビの中でゴロゴロして喜んでいる、あなたが一番最悪よ!!」
めぐみに背中を押され、勇気を振り絞ったひめは、ナマケルダに啖呵を切りました。
そして遂に、2人同時の初変身が披露されました。
「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」
「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」
「ハピネス注入!幸せチャージ!ハピネスチャージプリキュア!!」
「おおっ!良い!名乗りもポーズも最高!流石!!」「でしょ!」
初めての名乗りが決まり、はしゃぐ2人。
それを見てナマケルダは、「手間が省けましたぞ。」と、2人に多数のチョイアークを差し向けました。
「メンドクサイから、君達でプリキュアを倒したまえ。」
彼のモチーフは多分、『アリとキリギリス』のキリギリスだと思うのですが、この怠けっぷりは尋常ではありません。
もしかしたら、『三年寝太郎』がモチーフなのでしょうか?
物量作戦で2人のプリキュアに襲い掛かる、チョイアーク達。
しかし、気合充分のキュアラブリー達は、敵の数をものともせず、チョイアーク達を吹き飛ばして行きます。
砂糖に群がるアリの様に、次々と現れるチョイアーク達。
敵に囲まれた2人に、リボンは「自分で考えた技を使うのですわー!」と、プルラブプリブレスの使い方を2人に教えました。
「ラブリーパンチ!!」
気合を込めて左ストレートを放つ、キュアラブリー。
その気合いに乗ってビームが発生し、チョイアーク達を吹き飛ばしました。
「この前とは、違う様ですな~。」と、次はサイアークを差し向けるナマケルダ。
油断しているのか、それとも単に怠け者なだけなのか。まだ自ら手を下そうとはしません。
しかし恐らく、彼は後に、まだプリキュアが弱い時に本気を出さなかった事を激しく後悔するでしょう。
そう――。
かつて『プリキュア1000人現れたら本気を出す』と言って、すぐに本気で戦わなかったばかりに、後日キュアハート達に辛酸を舐めさせられ続けることになった、あのベールの様に…。
サイアークと交戦する、キュアラブリーとキュアプリンセス。
友達と言う心の支えが出来たからか、キュアプリンセスの動きが、以前とは見違える程に良くなっています。
それでもまだ、自信が持てないキュアプリンセスの為に、自ら囮を買って出るキュアラブリー。
「ラブリー・ハートディストラクション!」
無数のハートの矢を射出し、サイアークを行動不能にしたキュアラブリー。
「プリンセス!今だよ!!」「お願い!私に力を頂戴!!」
キュアラブリーの援護射撃により遂に整った、キュアプリンセス初勝利の舞台。
勇気を振り絞り、キュアプリンセスの新しい技が今、放たれます!
「勇気の光を聖なる力へ!ラブプリブレス!」
「プリキュア!ブルーハッピーシュート!!」
「勇気よ!天に還れ!!」
こうしてサイアークは浄化され、真央ちゃんは解放されました。
サイアークが倒された事でカビの寝床が消え、寝そべっていたナマケルダが遂に、起き上がりました。
その目に宿る、不敵な光。どうやら2人を、自分の敵と認識した様です。
「ハピネスチャージプリキュア。メンドクサイですが、面白くなりそうですぞ…!」
退散したナマケルダの居た空間を、真剣な眼差しで見詰めるキュアラブリー達。
「お母さ~ん!」と、母親に抱き付く真央ちゃんの姿を、植垣の陰から見守るめぐみとひめ。
幸せな光景を見て、2人の心は温かくなりました。
「大好きなお母さんと可愛い娘が抱き合って、ほんわかラブだね!幸せハピネス!!」
「これは…!情熱的なフラメンコのパワーを感じるですわ~!」
「コチョコチョして下さな~!」と、幸せを感じ取ったリボンの鼻をくすぐると、2枚のカードが放出。
「うわぁ~!めぐみ、見て!私初めて、プリカードをゲットしたよ!!」
「うんうん、スゴイ!」「友達ってスゴイ!」
プリカードを初めて入手して、喜ぶひめ。
カードをバインダーに収めて、「大いなる願いに近付きましたわ!」と喜ぶリボン。
幻影帝国を倒して平和と故郷を取り戻した時、ひめは一体何を願うのでしょうか?
「このファイルがカードで一杯になったら、願い事が何でも叶いますわよ!」
「何でも!?凄いご褒美付きだね!!」
目を輝かせる恵みを見て、思わず仰け反るひめ。
「これから、多くのサイアークを倒さなければなりませんわ~!簡単ではありませんですわ!」
「力を合わせれば、不可能は無いって!ガンガン、サイアークを倒して、ジャンジャンカードを集めよう!!」
張り切るめぐみの手を、そっと握るひめ。
そして、初めての友達に、心からの感謝の気持ちを伝えました。
「めぐみ…有難う!一緒に頑張ろうね!!」
「うん!宜しく!!」
手を重ね合い、微笑むめぐみとひめ。
チーム『ハピネスチャージプリキュア』が結成され、平和を取り戻す為の2人の戦いが今、始まりました。
果たして2人は今後、どの様な成長を重ねるのでしょうか?
そして、次回予告。
新幹部・ホッシーワの登場と、誠司が敵に襲われる展開。
『プリキュアの秘密は絶対厳守』と言う誓いを、めぐみは守り通す事が出来るのでしょうか?
――次回予告を観る限り、無理っぽいですが、果たしてその結末は??
※ここ暫く不調続きで、中々感想が書けませんでした。
16日迄に残り3話の感想を書けるかは相当微妙ですが、少しでも早く書くつもりです。
【ちょこっと考察:プリカードが叶える願いのシステムと、プリキュアに選ばれる基準について】
※キュアフォーチュンも集めていた、プリカード。しかしきっと、彼女とひめの願いは違う筈です。
カードの総数は何枚なのか?
一人で全種類集める必要があるのか?
願いを叶えられるのは何人なのか?
そして恐らく、プリキュアに選ばれるのは、『どうしても叶えたい願いがある人物』なのでしょう。
プリキュアの人数だけ願いがあるのなら、その願い如何によっては、プリキュア同士の対立があるのかも知れません。
めぐみとひめは今後、キュアフォーチュンと、どう向き合って行く事になるのでしょうか?
そして2人は、最終的にどんな願いを叶えるでのしょうか?
テーマ : ハピネスチャージプリキュア!
ジャンル : アニメ・コミック