yukitaの想い出日誌 ドキドキ!プリキュア・第40話『とどけたい思い!まこぴー新曲発表!』感想
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ドキドキ!プリキュア・第40話『とどけたい思い!まこぴー新曲発表!』感想

トランプ王国の歌姫にして、人間界のトップアイドル。
少し天然で、何事にも一所懸命な真琴。

今回は、真琴の歌姫としての本領が発揮された、素晴らしい回でした。
では早速、今回の感想を。

レジーナの心に愛を届ける為に、新曲を発表する事にした真琴。
しかし、一人だけでは完成に至らず、一人悩んでいました。

真琴の気持ちを知り、協力を申し出るマナ達。
レジーナを倒すべきだと主張していた亜久里も合流し、新曲作りは順調に進みました。

一方、ミラクルドラゴングレイブを手にしたレジーナは、人々の心を弱らせる事を画策。
手始めに、人々から歌を奪う計画を立てました。
そして、真琴の新曲発表会当日――。

レジーナの為に歌を届けたい真琴。
人々から歌を奪おうとするレジーナ。

両者の気持ちが交差した時、奇跡が――?



『何故だ…?俺達が触れる事すら出来なかった光の槍を…?コイツまさか…ジコチューではないのか…??』
「ねえっね!えってば!お腹空いちゃった!焼きそばパン買って来て!」「え、え~っ??」
「早く、駆け足!!」「はい!」
「いや~。やっぱ、ジコチューだわ…!」


ミラクルドラゴングレイブを使いこなしたレジーナの姿に、内心驚愕を覚えるベール。
しかし、当のレジーナは、そんなシリアスさなんて何処吹く風。
いつも通りに、極めてジコチューに、ベールを使い走りに使いました。

ジコチュートリオのリーダだったベール。しかし、今は単なる使い走り…。
彼の再浮上の目は、果たしてあるのでしょうか…?

一方、ラブリーパッドの力で、何とか大貝町に戻って来られたマナ達は、公園で今後の対抗策を練っていました。

「3種の神器の一つが奪われてしまったのは、想定外ですわ…。一刻も早くレジーナを倒し、光の槍を取り戻さなくてはなりません。」
「待って!私…レジーナとは、戦わない!!」

レジーナを倒して、3種の神器を揃える事を優先しようとする亜久里。
マナは、亜久里の意見に断固反対しました。

「レジーナはきっと、悪い心を植え付けられてるだけなんだよ!」

「まだ、そんな事を!わたくしのエースショットでも、レジーナを浄化出来なかったのです!」
「彼女はやはり、キングジコチューの娘。愛無き者と心を通わせる事など…!」

マナの意見を遮り、レジーナを断固処断すべきと訴える亜久里。
しかしマナは、レジーナの心にある、『父を想う気持ち』を見逃していませんでした。

「其処だよ!」「レジーナは、パパが好きだって言ってた。心の底から、パパの事を信じてた!」
「それって、レジーナにも愛があるって事じゃない?」
「愛があるなら、想いは伝わる。私はそう信じてる!」


プリキュアになる前から、一貫して変わらないマナの信念。
その言葉に何かを感じたのか、亜久里はこの件に関しては保留する事にしました。

「このラブリーパッドには、まだわたくし達の知らない力が秘められてる様です。完璧に使いこなせる様に、あなた達も努力して下さい。いいですね…。」
『今の自分にはそれしか出来ない』と言うかの様に呟き、亜久里はその場を去りました。

その姿を、真剣な眼差しで見詰める真琴。
マナと亜久里の意見の対立に、何か思う事がある様です。

「亜久里は、槍を奪われた事で責任を感じていたみたいね。」
「何となく解るわ。今思えば、前は私も、変に気ばかり焦っていたから。」

家路に就く車内で、亜久里の態度を振り返る真琴とダビィ。

「それに比べて、マナの方はまるで気にしていなかったわね?」
「それだけレジーナを信じてる、って事よ。」

『そう――。マナは以前も今もブレていない。じゃあ、私は?』
『私は、前はレジーナを許せなかった。でも、今はマナの言う事を解る気がする。』
『私も、レジーナを信じてみたい。その為に、私が出来る事って…何だろう?』


ロイヤルクリスタル争奪戦の初期は、まだレジーナを許せなかった真琴。
しかし、マナの『レジーナと友達になる』という言葉を認め、触れ合いを重ねました。

そして、トランプ王国でマナの生命を身を挺して守ろうとしたレジーナの献身を見て、真琴はレジーナを信じる事が出来ました。
そして、『本当の友達』になったレジーナと一緒に微笑み合った、あの掛け替えのない数日間。

レジーナと過ごした日々を思い出しながら、車窓から夜空を見上げる真琴。
その胸に去来するのは、どんな気持ちなのでしょうか?

翌日。『ヨツバミュージック』に出社した真琴。
待っていたのは、5話で登場したアイドル・森ハルナでした。

社内に張り出されているのは、真琴とハルナのポスター。
この事務所の主力アイドルが、この2人である事が窺えます。

真琴がデビューするまで、ナンバーワンアイドルだった可能性があるハルナ。
そして、人気絶頂の歌姫・真琴。
両者を抱えるこの事務所はきっと、今一番勢いのある事務所なのでしょう。

※此処で、真琴の所属事務所が、四葉財閥系列である事と、真琴とハルカが同じ事務所の所属である事が判明しました。
この事務所がありすの出資している会社だとすると、その裏ではありすが真琴のデビュー前に既に正体について勘付いていて、サポートする為にデビューさせた可能性も出て来ました。
そう考えると、四葉財閥の凄まじい情報収集能力に、改めて戦慄を覚えます。


「おはようございま~す!」「おはよう!」「おはよう、ハルナ!何これ?」
「ファンレター。」「スゴイじゃない!」「アンタのよ!」「あっ…。」

仲睦まじそうに話す2人。
真琴のアイドル活動が、決して孤独なモノではなく、友達と切磋琢磨する楽しげな様子である事が窺えます。

ファンレターを読んでいるものの、返事は出していないと答えた真琴に、「私は全部出してるわ!」と、ファンを大事にする事の大切さを熱弁するハルナ。

「まぁ…。ファンに応えるのは、別に手紙だけじゃないけどね。アンタには…歌があるでしょ?」
「新曲待ってる人、多いんじゃないの?」

真琴にアドバイスするハルナ。
ほんの一瞬、横を向いて言い淀みかけたのは、歌ではまだ、真琴に及ばない事を自覚しているからでしょうか?
でも、ファンを大切にし続けて、努力を重ねている事が窺えるハルナにはきっと、素敵なファンが多数居ると思います。
「有難う!ハルナ!!」
友達の助言に目を輝かせて感謝し、そのまま駆け出した真琴。
その様子を、見守る様に見詰めるハルナ。
真琴への嫉妬心を乗り越えて、一回り成長した様子が窺えます。

序盤に登場したハルナの、思い掛けない登場と成長が観られて、何だか嬉しい気持ちになりました。

自宅に戻り、パジャマ姿で新曲作りに励む真琴。
ピン止めをしていない、珍しい姿を初披露。察するにお風呂上りでしょうか?

「ココア、淹れたけど飲む?」
スエット姿のDB(ダビィ)からココアを貰い、一息吐いた真琴。

「夜更かしも、程々にね。」
真琴が何か始めた事に気付き、無理をしない様に助言するダビィ。

ハルナの助言にヒントを得て、真琴が始めた事。
その内容とは――?

その頃、『あたしが一番』の鼻歌を歌いながら、ミラクルドラゴングレイブを眺めるレジーナ。

父を守る為の力を得られた事が嬉しいのか?
それとも、お気に入りの『オモチャ』が手に入った事が嬉しいのか?
とても上機嫌な様子。

※『あたしが一番』:『ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム2』に収録されている、レジーナのキャラクターソング。


「お前それ…光の槍じゃねえか…。」「一体どうやって…?」
ジコチューには触れられない筈の光の槍を掲げるレジーナの姿に、驚くイーラとマーモ。

「よくやった!レジーナ!3種の神器の一つが手に入った今、最早恐れるモノはない!!」
「一気に、人間界を攻め滅ぼすのだ!!」


「まだよ、パパ。人間は心が強くて厄介なの。だからまず、心を弱らせなきゃ。」
キングジコチューの命令に、「まだ早い」と釘を刺すレジーナ。

その前に、人々の心を弱らせなくては。
レジーナが目を付けたのは、部屋に散らばったCD。

「歌は、人間の心に栄養を与えるわ!まずは、歌を奪うのよ…!」
イーラとマーモに向かって、薄く微笑むレジーナ。
今まさに、真琴が行おうとしている事と正反対の事を企んでいます。
果たして、今のレジーナに、真琴の気持ちは伝わるのでしょうか?

「剣崎。剣崎…。」「ちょっと、まこぴー!まこぴーってば!」
「おはよう…。」寝惚け眼の真琴に、挨拶する城戸先生。

真琴が『何か」を始めてから数日後。
ダビィの忠告を無視して、夜更かしを続けたらしい真琴は、授業中に居眠りをしていました。

目を覚ました瞬間、目の前の城戸先生の、呆れつつも怒りを秘めた瞳に気付いた真琴。
「おはようございます!」取り敢えず、元気に挨拶してみました。

「良く眠れたか?」「お蔭様で。」「そりゃ、何よりだな。」「どうも。」
「ところでな。」「はい…!」
真剣な眼差しで返事をする真琴。

「放課後居残りな。」「はい…。」
――自分が居眠りをしていた事に気付き、ガックリと首を落としました。

「剣崎っ~!!!!!」
教室内に響く、城戸先生の怒鳴り声。放課後の居残り授業でも、真琴は居眠りしていました。
「おはようございます!」
どうやら、まだ寝惚けている様です…。

最近、ずっとこんな感じの真琴を心配するマナ。
六花は、その原因を『その道のプロ』に訊く事にしました。

「その道?」「どの道?」
「どうやら真琴さんは、お仕事でお悩みの様です。」
「ああ。この道か…。」「流石ケル…。」

『その道のプロ』、ありすに真琴の近況を訊いた六花。
情報源がありすだと判明し、納得するマナ達。

マナ達の集合場所は、『四葉図書館』。
大貝町の図書館なら『大貝図書館』が普通なのに、名称は何故か四葉図書館。

市から図書館の『命名権』を買い取っているのか、それとも四葉家が寄贈した図書館なのか?
何にせよ、四葉財閥がこの町に絶大な影響力を有している事が改めて明らかになりました。
「ううう…ああんっ!!
「あの様に、煮詰まってらっしゃる様ですわ。」「煮詰まってると言うか、煮崩れてるね。」
「…使い方、違うわよ。」

真琴の様子を見て感想を述べ合うマナ達に、言葉の誤用をツッコむ六花。

煮詰まる:討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近付く事。


「水臭いぞ、まこぴー。悩みがあるなら、私達に言ってよ!」
悩んでいる真琴に近付き、話し掛けるマナ達。
真琴はマナ達に、新曲作りの真意を語りました。

「心を込めて歌えば、もしかしたら、レジーナに私達の想いが伝わるかも知れない。」
「そう思って、新しい歌を作ってみようと思ったんだけど…上手く纏まらなくて。」

悩みを打ち明けた真琴に、「皆で考えようよ!」と提案するマナ。

レジーナへの想いは、皆同じ。なら、一緒に作ろう!
こうしてマナ達は、真琴の新曲作りを手伝う事にしました。
そして、その様子をコッソリ窺っていた亜久里を、ダビィがさり気無く合流させました。

「そう言えば、亜久里ちゃんって、どんな歌が好きなの?」
「えっ??そ、『Song Bird』とか…。」

真琴の問いに、目を逸らして照れ臭そうに呟く亜久里。

「私の歌、聴いてくれてるの!?」「クラスで流行ってるだけです…。」
「嬉しい!サインあげる!!」
嬉しさの余り、大盤振る舞いをする真琴。

「えっ!?まこぴー、私も!!」「マナはちゃんと、作詞に協力してくれたらね!」
「え~!!まこぴーのケチ!!てか、何で今迄サイン貰わなかったんだろう、私ったらも~!!」

マナが拗ねる仕草を見せると言う、珍しい光景。
それにしても、マナが真琴のサインを貰っていなかったのは意外でした。

自宅で作曲した楽譜を、ありすのピアノ演奏に合わせて手直しする真琴。

ありすの弾くグランドピアノの銘は、『YOTSUBA』。
四葉財閥は、楽器業界にも参入している様です。

亜久里に、『自慢ののど』を披露するマナ。歌っているのは、『Song Bird』でしょうか?
マナの発する怪音波に、ぐったりする亜久里。
因みに、マナの歌の腕前を知っている六花達は、一足先に遠くへ避難していました。

様々な辞書を読みながら、作詞の参考にしている真琴と六花。
ダビィは普通に読んでいますが、ラケルには少し難しい内容の様です。

食器を楽器代わりにして、思い思いの音色を奏でる、シャルル・ラケル・ランス。
楽しそうに笑うアイちゃん。

その直後、亜久里とダビィに説教され、シャルル達は正座して反省していました。

クローバータワーから夜空を眺める真琴に、そっとカーディガンを掛けるダビィ。
こうやって観ていると、本当に仲の良い家族の様です。

こうして、マナ達の協力を得て、真琴はレジーナに捧げる新曲・『こころをこめて』を完成。
早速、ヨツバミュージックの社長に、デモテープを提出しました。

※『こころをこめて』は、真琴のソロアルバム『Song Bird』に収録されています。


『YOTSUBA』製のヘッドホンで、真琴の新曲を聴く社長。
「これが新曲?」
「はい!今はまだ、遠い所に居る友達へ贈る歌です。」

「来週の日曜、駅前のステージを押さえろ。」「えっ?」
「新曲発表会だ!すぐに準備に掛かれ!」「はい!」

新曲に対する社長の評価は、上々。
来週の日曜日に、駅前ステージで新曲発表会が開催される運びになりました。

そして、新曲発表会当日。

「良く似合ってるわ。真琴。」「有難う。」
視聴者公募の新作ドレスを身に纏い、鏡の前に立つ真琴。

「届くかな?私の歌。」「その為に、作った歌でしょ?信じましょ!」
「うん…!」

ダビィの励ましを得て、万全の態勢でステージに向かう準備の整った真琴。

「何で、こんな日に限って寝坊するのよ~!」「ゴメ~ン!緊張して眠れなくて~!」「何で、マナが緊張するケル!」

※珍しいマナの寝坊により、会場まで直走るマナ達。
『緊張して眠れなかった』と笑顔で話しているマナですが、レジーナの事を真剣に考えて、眠れなかったのではないでしょうか?


「皆さん、捜しましたわ。」「ありす!」
其処に、ありすのリムジンが到着。一同は一緒に、真琴の新曲発表会の会場に向かいました。

巨大スクリーンに映し出される、真琴の新曲発表会の告知映像。
それを観ながら、真琴の新曲に期待を膨らませる大勢の観客。

※この新曲発表会では、グッズ販売が為されているのでしょうか?
もし実際に、新曲発表会のポスターと真琴とハルナのポスターが販売されたら、飛ぶ様に売れると思います。
東映から発売されないかなぁ~。

「いや~!すっごいですね~!」舞台袖から大勢の観客の姿を見て、感嘆の声を上げるスタッフ。
「フフフ。このイベントが成功すれば、俺の事務所は、もっと大きくなるぞ…。」
社長が呟いた途端、少し黒く染まるプシュケー。
相変わらず、ジコチューに選ばれる判定がとても厳しいです。

「はっ!いや…それよりもまず、剣崎が頑張って作ったこの歌を、世界に送り出す事が第一だな!」
自分の野望を抑え、真琴とファンの為に頑張る事を改めて誓う社長。
このまま何事も起きなければ、つつがなくイベントが開始されると思われた瞬間、レジーナが来訪しました。

「歌を聴く為に、こんなに人間が集まってるの?」
「やっぱり、歌は危険だわ。歌なんて、無くなっちゃえば良いのよ!」


「あなたを、素敵なジコチューにしてあげる!」
久々のレジーナの特殊能力により、社長のプシュケーは無理やり黒く染められ、ジコチューにされました。

「ジーコ~!!!!!」
CDジコチューは早速、真琴の新曲発表会の会場に立ち、自分の持ち歌『ジコチューやろう』を披露。
真琴の新曲に胸を躍らせる観客は、一変して恐怖に駆られました。

※『ジコチューやろう』:『ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム1』に収録されている、ジコチューのキャラクターソング。


「ジコチューだビィ!」「会場が…!」
真琴が会場に急行すると、目の前にはCDジコチューの姿が。
人々を守る為に、真琴はキュアソードに変身しました。

「CD買ってよ~!」
まるで、社長の願いをそのまま語っているかの様な、ジコチューの叫び。
ディスクがゴールドなのは、真琴の新曲の売り上げで『ゴールドディスク大賞』を狙っていると言う意味なのでしょうか?

「初回特典付けるから~!」
プリキュアシリーズのCDの初回特典は、大抵ステッカー(※データカードダスが追加される場合も)です。
真琴のCDの初回特典は、何が付いているのでしょうか?写真が付いているなら、是非買いたいです。
(※実際に発売されたCDの初回特典は、ステッカーでした。)

今迄なら、CDジコチューの攻撃で挟まれていたかも知れない、キュアソード。
しかし、幾多の経験を積んだ今、ジコチューの攻撃を難無く躱し、圧倒する迄に至っていました。

「へぇ~?やるじゃない!」
パンパンと軽く拍手をし、キュアソードの戦いぶりを褒めるレジーナ。

「ねぇ、マナは?」「今は、居ないわ。」
「まっ、いいわ!それじゃあ、あなたで遊んであげるっ!」

マナが来る迄の暇潰しをする様に、キュアソードに攻撃を仕掛けるレジーナ。

レジーナの連続攻撃を避け、光の槍を返す様に促すキュアソード。
しかしレジーナは、キュアソードの訴えを退け、更なる連続攻撃を仕掛けました。

ミラクルドラゴングレイブを投擲するレジーナ。
咄嗟に避けたものの、壁際に追い詰められたキュアソード。

「チョロチョロと動き回って!!」
タイツのコウモリ柄が光らせ、キュアソードに光線を放つレジーナ。
コウモリ型の光線はキュアソードの手首に命中し、キュアソードを捕縛。
突き刺さった槍の柄に立ち、レジーナは勝ち誇りました。

「止めて、レジーナ!私はあなたとは戦いたくない!!」
「へぇ~?でも私は、アンタ達が邪魔なの!ジコチュー!!」

キュアソードの訴えを無視し、止めを刺す為にジコチューをけしかけるレジーナ。
その瞬間、キュアエースの『エースミラーフラッシュ』がジコチューに命中しました。

「ソード!」「今助けますわ!」
駆け付けたキュアハート達がキュアソードを助けようとした瞬間、攻撃を仕掛けてきたイーラとマーモ。
イーラにはキュアダイヤモンドが、マーモにはキュアロゼッタが対応し、臨戦態勢に入りました。

「ソードを離して!」と、レジーナを説得するキュアハート。
「何でよ?」と首を傾げるレジーナ。

「だって、このステージは、レジーナの為のモノなんだよ…!」
「まこぴーは、レジーナに想いを伝えたいって、歌を作ったの!私達も手伝って、皆で作ったんだよ!!」
「これは、その歌のお披露目のステージだったのに…。」


「そんなの知らない!やっちゃえ、ジコチュー!!」
キュアハートの言葉に耳を貸さず、ジコチューをけしかけるレジーナ。
レジーナ自身も参戦し、周囲は乱戦模様になりました。

『そうだ。レジーナは、すぐ其処に居る…。だったら、届くかも知れない!ううん、届けてみせる!!』
「ダビィ、一つ頼んでも良い?」「ビィ?」
この機を逃さず、レジーナに想いを届ける決意を固めた真琴。

「握手券付けるから~!」
ジコチューの握手券爆弾を受け、倒れるキュアハート。
キュアエースがキュアハートの身を案じた瞬間、巨大アンプから音楽が。

敵味方問わずに振り向くと、其処には、変身を解いた真琴の姿が。
「しっかり、歌うビィ。」「有難う。」
ラブリーインカムを装着してくれたダビィにお礼を述べ、真琴のステージが開幕しました。

「真琴さん?」「何だ…?」
「何、この歌…。何か…変な感じがする。――うっ!」
敵味方関係無く、思わず動きを止めてしまう程に、心に響く歌声。
真琴の歌に心を震わせ、胸を押さえるレジーナ。

その瞬間、真琴の手首の枷が外れました。
レジーナの心から一瞬、憎しみが消えたと言う事を示すこの演出に、胸が熱くなりました。

真琴は歌いながら両手を広げ、レジーナに静かに近付いて行きました。

「はっ…!胸が…チリチリする…!」「何でだろう…?心が、ざわつく…!」
真琴の歌声に、更に心を震わせるレジーナ。
しかし、その気持ちを受け入れる事が怖いのか、イーラとマーモに真琴の歌を止める様に命じました。

「させないよ!」「私達の歌を!」「ちゃんと聴いて下さい!!」
「うるせえ!」「耳障りなのよ!!」


敵味方入り混じり繰り広げられる、激しい戦い。
その只中に居るにも拘らず、真琴は全く動揺を見せずに、ただレジーナの姿を見詰め、歌い続けます。

真琴の成長と優しさが感じられて、観ていて胸が一杯になりました。

「止めて…!やめてよっ~!!!!!」
自分の心の変化が怖くて、それを打ち消す為に槍を振るうレジーナ。
その瞬間、ダビィが真琴をキュアソードに変身させて、真琴を支えました。

バンク無しのキュアソードの変身シーン。
キュアソードに変身する際、放たれる光がシンボルマークのスペードである演出が、とてもカッコいいです。

槍を必死に引き抜こうと試みる、レジーナ。
しかし、キュアソードはたじろぎもせず、その槍を受け止めながら、優しく語り掛ける様に歌い続けます。

右手で槍を掴みつつ、左手をレジーナの頬に向かって延ばすキュアソード。
攻撃されるかと思い、顔を顰めるレジーナ。
しかし――。

触れたキュアソードの手からレジーナの頬に伝わる、温もり。
それは、真琴の心そのものでした。

優しく微笑みながら、レジーナの為に歌うキュアソード。
その歌声を聴き、目を見開くレジーナ。
戦いの最中、キュアエースはレジーナの変化に気付き、驚きました。

真琴の歌声と掌の温もりに心を癒され、安らいだ笑顔を見せるレジーナ。
このシーンを見た瞬間、胸が一杯になって、泣きそうになりました。

※真琴のライブが始まってからこの瞬間まで、普段は放送中に時々気になる画面左上の時刻表示(関西地方のみ?)に、全く気が付きませんでした。
それ程に、真琴の真心を込めたライブシーンは、素晴らしかったです。

「はっ…!うわあっー!!!!!
自分の心の変化に戸惑い、真琴を振り払ってしまうレジーナ。
取り乱すレジーナの姿を見て、その名を叫び心配するキュアハート。

「何でこんなに…胸が熱いのよ~!!!!!」
まるで怯えて泣きじゃくる子供の様に、ミラクルドラゴングレイブで攻撃を放とうとするレジーナ。

「危険です!お逃げなさい!」
「ううん!私、逃げない!!」

危険を察知し、退避を勧めるキュアエース。
その言葉を遮り、キュアソードの隣に立つキュアハート。

「だって、私、レジーナを信じてるから!」
信念を持って、笑顔で答えるキュアハート。
「そうね!」「私も!」「私もです!」
横一列に並び立ち、共にレジーナを信じ抜く覚悟を決める4人。
その決意を目の当たりにし、言葉を失うキュアエース。

「うわあああ~!!!!!!」
「レジーナ!」「レジーナ!」「レジーナさん!」「レジーナ!!」
苦し紛れに放たれる、ミラクルドラゴングレイブの一撃。
レジーナを信じ、身動き一つせずに語り掛けるキュアハート達。
その瞬間、レジーナを想う4人の心が、奇跡を起こしました。

4人の心の光から生まれた光が、レジーナの攻撃を打ち消し、その光の中から、『宝石ラビーズ』が現れました。

「キュアハート!!」「うん!!」
「きゅぴらぱ、きゅぴらぱ、ぷっぱ~!!」
シャルルの合図で、自分のラブリーコミューンにラビーズをセットするキュアハート。
そして、アイちゃんが掛け声を上げると、マジカルラブリーパッドに、新たな機能が追加されました。

「きゅぴらっぱ~!」
マジカルラブリーパッドの真の姿・マジカルラブリーハープを奏でるキュアハート。
そして、アイちゃんの号令と共に、キュアハート達の背中に天使の羽が生えました。

「この暖かい光は?」「どうなってるの?」「まさかこれが。」「ラブリーパッドの真の力!」
マジカルラブリーパッドの真の力を知り、驚く5人。
その姿を見上げるレジーナ。
キュアハートは意を決し、仲間達に号令を掛けました。

「プリキュア・ロイヤルラブリーストレートフラッーシュ!!!!!」
曼荼羅の様な紋章から放たれる、浄化の光。
危険を察知し、咄嗟に避けるレジーナ。

温かい光はジコチューの頭上で弾け、優しく降り注ぎ、ジコチューを浄化しました。

「覚えてなさい、プリキュア!!」
悔しさを噛み締め、退散するレジーナ。

「アイツ…どうしたんだ?」「さあ?」
レジーナの心境の変化に気付き、心配する素振りを見せるイーラ。
余り興味の無さそうな感じのマーモ。
レジーナに続き、2人も退散しました。

記憶を失っていたとは言え、六花と心を通わせた事があるイーラ。
仲間意識はあるものの、プリキュア達との心の交流は無い、マーモ。
この2人の反応の違いは、2人の今後を左右する要因になるのでしょうか?

そして、今更ながらに気付いた事が――。
冒頭で焼きそばパンを買いに行って以来、ベールの姿が見当たりません。

パンを買いに行ってから2週間近く経っている筈なのに、一体何をしているのでしょうか?
何となく、心配になりました。

「レジーナ…。」
レジーナが居た場所を見詰めながら、寂しそうに呟くキュアハート。
キュアソードもまた、切なそうな眼差しで、レジーナの居た場所を眺めていました。

「ゴメンね、マナ…。私の歌、レジーナに…届かなかった。」
夕暮れ。新曲発表会が終わり、後片付けをするスタッフ。
レジーナの為に歌を捧げたステージを眺めながら、真琴は寂しそうに呟きました。

真琴の呟きに、何の言葉も掛けられないマナ達。
マナ達の心を寂しさで満たされそうになった瞬間、「いいえ。」と遮る亜久里。

「亜久里ちゃん…。」
「真琴の歌を聴いて、レジーナの心は震えていました。少なくとも…わたくしには、そう見えました。」

レジーナが振り落としたラブリーインカムを拾い、真琴に手渡す亜久里。

「レジーナには、確かに…愛する心があるのかも知れません…。」
戸惑いながらも、レジーナに『愛する心』がある事を認めた亜久里。
亜久里の中で、レジーナに対する印象が変わるキッカケになったのでしょうか?

「そうだよ!きっと、そうに決まってるよ!!」
マナの言葉を聞き、静かに微笑む真琴。
仲間達と一緒に夕暮れの先に、レジーナと微笑み合える未来があると信じて。

そして次回予告。

13話で登場した、ありすの幼馴染・五星麗奈が再登場。
以前登場した時は、改心後のフォローが無かったのですが、今回は期待出来そうです。

何故か、宇宙空間(※11月24日追記:成層圏でした。)で戦うプリキュア。
最終決戦でも無いのに、凄いスケールです。

ちょっとカオスな香りがしますが、とても期待しています。

※真琴がレジーナに歌を届ける為に、敢えて変身を解いて、レジーナに向かうシーン。
周囲がどんなに激しく戦っていても、レジーナだけを見詰めて歌い続ける真琴の姿に、深い感動を覚えました。

特に、レジーナの頬に優しく触れながら微笑んで歌うシーンは、何度観ても胸が熱くなります。
今回の新曲発表会を通じて、真琴は本当の意味で、『歌姫』になったのだと思いました。

今回はまだ、レジーナの心を元に戻すには至りませんでしたが、真琴の歌がきっと、レジーナが心を取り戻す『最初のキッカケ』になった筈です。
レジーナが優しさを取り戻した時、真琴にどんな言葉を掛けるのかを考えると、今からワクワクします。

また、レジーナを信じ続けた事によりキュアハート達は遂に、マジカルラブリーパッドの真の能力を引き出す事が出来ました。

ラブリーパッドの真の力の凄まじさを見ると、元の持ち主であるキュアエンプレス達が1万年前に戦った敵の凄まじさが、容易に想像出来ます。

今はレジーナの手にある、ミラクルドラゴングレイブ。
そして、未だに所在が掴めない最後の神器、エターナルゴールデンクラウン。
3つの神器が揃わないと対抗出来なかった強大な敵の正体が、今更ながらに気になります。

もしかしたらキングジコチューは、『1万年前の闇』に操られているのでしょうか?
これからの展開が、とても楽しみです。
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