yukitaの想い出日誌 sola・12話・『ユウメイノサカイ』
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sola・12話・『ユウメイノサカイ』

こんばんは、yukitaです。

遂に、物語は佳境。次回でいよいよ最終回。
『全てを、元に戻す』と決意した、茉莉と依人。『ずっと変わらない』事を願う、蒼乃。
3人の運命は…。では、どうぞ!


夜禍の洞窟。
「ああ。村の人が、怪しんでいるんだ。姉さんが、生きているんじゃないかって。」「そう。」
「蒼乃は…生きている?」姉弟の言葉に、首を傾げる茉莉。
「私は、生贄として此処に来たの。夜禍の崇りを静める為に。」
「勿論…今は姉さんも俺も、そんな事は信じていないけど。ただ…。」
「そう、わかった。ずっと一人だったから平気。依人と蒼乃が居なくなっても。」
依人の言葉を遮り、強がる茉莉。顔を見合わせ笑う、依人と蒼乃。
「誰が居なくなるって、言うんだよ?」「3人で此処を出ましょう?良いでしょ?」
「3人で…一緒に?」その言葉に、戸惑う茉莉。そんな事は、初めてだから。
「そう。姉さんと昨日、話したんだ。此処を離れる事になっても、茉莉と一緒に居ようって。」
「だからぁ、もうそんな事言わないの。あなたは…一人じゃないんだから。」
温かい、姉弟の言葉。ずっと欲しかったモノをくれた二人に、茉莉は笑顔で応える。
「あれ、おかしいな…。」井戸から水を汲もうとする、依人。しかし縄が動かない。
「退いて…。」着物の裾を摘み、駆け出す茉莉。
「せえのっ!」ドゴンッ!響く物音。


「茉莉…。」「急にごめん。もう一度、あなたとちゃんと話したくて。」
屋根の上で、対峙する二人。
「出て行く事にしたんだ?」「依人は、私を選んでくれた。私と一緒に生きて行くって。」
依人は、茉莉ではなく私を選んだ。そう言い聞かせる様に告げる、蒼乃。
「依人から訊いた。あなたを幸せにしたいって。」「そんな事…。」
「良かったね。やっぱり、依人はあなたの事を一番に考えてる。」
「あなたを悲しませたくない。あなたを苦しめたくない。ずっとそれだけを…。だから私、我慢出来なくなったの。」蒼乃に近付く茉莉。
「私もね、依人が好きなの。依人と出逢って、一緒にずっと居て。そしたら、やっぱり離れたくないって。一人は、寂しいって。」
「茉莉…。」茉莉の様子がおかしい事に、気付く蒼乃。「依人を、頂戴。」
「本気…?」「っていうか、もう貰ってるの。依人は、私の所に居る。」口の端を歪ませ、笑う茉莉。
「そんな…!」「どっちが依人の傍に居るか、決めよう!」
屋根の端まで飛び、去り際に笑い、屋根伝いに去っていく茉莉。

朽ち果てた映画館。客席に一人座る依人。
「ポップコーン、買ってきた!」茉莉が、やって来る。
「それだけあってもなぁ。何か、上映される訳じゃないんだろ?」「そこは、気分気分!」
隣りに座り、上機嫌の茉莉。正面にはスクリーンも無く、一面白い壁。
「ねえねえ。あの人、どうなっちゃうんだろうね?」
「あ、ああ大丈夫。主人公は最終的には、幸せになれるから…。」「うわっ、死んだ!」抱きつく茉莉。
「顔が、真っ二つだよ!」「ホラー映画設定なんだ…。」呆れる、依人。
「やっぱりデートと言えば、ホラー映画なんでしょ?」「まあな。俺は、あんま好きじゃないけど。」
「怖いんだ?」「そんなんじゃないよ。」「本当に?」「本当だって!じゃあ今度試しに…あ。」
『今度』が無い事を、知っている茉莉。顔を逸らす依人。それでも、笑っている茉莉。
「いつか…観に行こっ?」「ああ…。」見上げる依人。朽ちた天井から、雲が見える。
「姉さんは…?」「多分、来ると思う。かなりきつく言ったから…。」
「ごめんな。」茉莉に憎まれ役をさせた事を、謝る依人。
「ううん。謝るのは私の方。これは私と蒼乃の問題。巻き込まれたのは、君なんだから。」
「おおっ?あのジャンパーの奴、ちょっと怪しい!」「ほらっ。動きが不自然だよ。ほらっ、あれ!」
「そうねっ!あの足に汚れは、さっきの…。」依人の気遣いに応える茉莉。そして『デート』の続き。
「そう。あのカップルが襲われた場所の土だ。」「何か、映画のジャンル変わったみたい。」
「ああ、そうだった。ホラーだった。」「ふふっ。」微笑む茉莉。

「なあ…。死ぬって、どんな感じかな?」
「さあ…。ずっと生きてきたけど、それだけは解らない。私にも…。」

森宮家は、空き地になっていた。そこには、1枚の折り紙が。そこに通りかかった、塔子・ちさと。
「ここ、空き地だったけ?」「うん…。どうだったかな…。」

廃屋に着いた蒼乃。
「茉莉、居るんでしょ?依人は?」「すぐ近くに居るよ。」対峙する二人。
「戦っても、無駄。喩え私を倒しても、私の夜禍の力が無ければ、依人は生きて行けないんだから。」
「うん、知ってる。でもいいの。あなたを倒して、可哀想な依人を消してあげるの。」手には、剛史の刀。
「それが、私の目的だから。」抜刀する茉莉。
「本気なのね…。」「うん…。」戦いが、始まる――。

一人佇む、依人。思い出すかつての記憶。
「そんな。どうして?」「いいから逃げるんだ!姉さんが死ぬ事なんて無い!」
「そんな事したら…皆困る!」「だからって!」生贄にされた姉を助けたい、依人。
「私が夜禍の生贄になれば、皆幸せになれる。それでいいの。」


戦い続ける、茉莉と蒼乃。

夜禍の洞窟で、蒼乃に再会する依人。
「依人…。」「姉さん…。良かった!生きてたんだね。」洞窟には、一人の少女が。
「茉莉…。彼女が…夜禍。」


茉莉が風化させた鉄塔の残骸に、折り紙を貼り付けて命を与え、茉莉に放つ!

「私の所為だ。生贄なのに…。私が生き続けたから!私が、死ななかったから!」
土石流に飲まれ、亡くなった依人の後を追い、自刃する蒼乃。


苛烈を極める蒼乃の攻撃で、壁に叩きつけられた茉莉。刀を杖に、何とか立とうとする。
「依人を返して!」「駄目!」「返して!」「無理だよ!本当の依人は居ないんだから!」
『依人』の幻影から、蒼乃を解放したい茉莉。しかし蒼乃には、その声は届かない。
「いる。」「本当の依人は、あの時死んだの。だから、あなたの傍に居てはいけない!」
「なら、私もあの時死んでいる!依人と一緒に消えていた!」「それは…。」
「それをこんな風にしたのは、あなたでしょ!」
憎悪を剥き出しにする蒼乃。
「誰も頼んでないのに…。あなたが。――あなたが!
「そう…。だから、全てを元に戻す!」
紙刃の嵐を掻い潜る、茉莉。一太刀浴びせようとするが、蒼乃に蹴り飛ばされる。
蒼乃は更に、周りの建物に折り紙を貼り付け、命を与え茉莉を襲わせる。
降り注ぐ瓦礫を、何とか側にあった鉄材を変化させ、身を守った茉莉。

ごめんね、蒼乃。私は、寂しかった。一人じゃないってどう言う事か、解ってしまったから。
誰かが傍に居る温かさを、知ってしまったから。だから、私は…!

茉莉の渾身の一撃が、蒼乃の腕を掠める。蹲る蒼乃。しかし、それは紙分身。

夜空を見上げる依人。そこには、蒼乃が。
「姉さん…!」

夜禍の洞窟。
「そんな…。」「私が出来るのは、命を落とした人間を夜禍にする事だけ。」
「依人は…?」「探したけど…。」依人はもう、何処にも居ない…。
「どうして、どうして生き返らせたりしたの!?依人の居ない世界で、生き残りたくなんか無い!」駆け出す、蒼乃。
追いかかる茉莉。日光に身を焼かれ苦しむ蒼乃を、洞窟へ引き戻す茉莉。
「お願い、行かないで!お願い!」蒼乃を強く抱きしめる茉莉。「茉莉…。」
茉莉の見せた、初めての表情に言葉をなくす、蒼乃。


「そんなっ!」紙分身が解け、紙の嵐となり、茉莉を襲う。更に多数のドラム缶や重機にまで纏わりつき、それらが茉莉を襲う!
必死で避けるも重機に吹き飛ばされ、壁を突き破り、地面に投げ出される茉莉。

「姉さん。」「依人…。」依人に近付く、蒼乃。目を逸らし、拒絶する依人。
「行かない。姉さんと一緒には、行けない。」「茉莉は…あなたを消そうとしている!」
「知ってる。俺が、頼んだから!」依人の、悲痛な叫び。
「だって俺は、依人じゃない。誰でもないんだ!本当は、此処に居てはいけない存在なんだ。だから…。」蒼乃と向き合う、依人。
「正しい姿に戻る…!姉さんと一緒に。」「嫌っ。」「姉さん。」しかし、依人の声は届かない。
「嫌っ!」「此処で消えたら、全部無かった事になってしまう!」
「それが正しいのなら、最初からこんな事しなかった。でも、夜禍の力があれば、出来ると思ったから。また依人と暮らす事が、出来ると思ったから!」
「それは、意味が無かったと言うの?私が悲しんで、苦しんで、やっと見つけたあなたは!意味が無いと言うの!?」
「それは…。」「依人!」蒼乃の叫び。

「依人の所に…。早くっ…!」しかし、蒼乃の能力で排気管が破れ、空気が抜けていく。

蒼乃の能力で手足を縛られ、壁に磔にされた依人。

夜の駅のホーム。繭子と剛史。
「もう、始まっている所ね。――寒い。」震える、繭子。
「お前がジュースが欲しいとか言って、降りるからだろ?」呆れる、剛史。
「次の列車は?」「始発まで来ない。」「最低…。」
「そろそろだな?」「ええ。」「心配か?」繭子にコートを掛ける、剛史。
「別に…。茉莉は、決心していたから。」
「あれは…。何の迷いも、揺らぎの無い顔。助けも、心配も、何も必要ない。やり遂げる!どんな難しい事でも…!」
「だろうな…。あの二人なら…。」夜空を見上げる、剛史。

「姉さん。」「終わったら、すぐ解いてあげる。」――それまでは、何処にも行かせない。
「もし茉莉が居なくなったとしても、俺は姉さんとは行かないよ。」「無理やりでも連れて行く。」
「姉さんのモノだから?」「…違う。」「姉さんが創ったモノだから?」「違う!」
「もし俺が本当の依人だったら、そんな事は言えなかった…。」
「本当の依人は、姉さんが不安になる様な事をした。して欲しくない事をする事もあった。」
蒼乃の目の前で、茉莉と仲良くする依人。それを切なそうな瞳で見る蒼乃。
「でもそれが、生きるって事なんだよ!思い通りにならない事や、嫌な事もある。それを止める事は出来ない。でも、俺になら出来る!いざとなれば、記憶をなくしてっ!何も無かった事に出来る!依人の、悲痛な叫び。
「それは…。」言い淀む、蒼乃。
「でも…だから空しい。」「そんな事は無い…。」「姉さんっ…。」「あなたは依人…。私の弟。」
自分に言い聞かせる様に、依人に告げる。そして…。
「姉さん…。ぐっ、姉さん!」依人は、動けない。
ようやく、蒼乃の元へ辿り着いた茉莉。
「もう、終わりにしよっ?」「そうね。私も…そう思っていた。」

映写機が、動き出す。それを見ている依人。
茉莉と蒼乃の、最後の戦い。

刀で斬り付ける、茉莉。折り紙から短刀を創り出し、茉莉に放つ蒼乃。
上を取った茉莉。しかし剣を弾かれる。そのまま蒼乃に近付き、投げ飛ばす茉莉。
其処は、依人の傍。蒼乃を貫く刃。しかし、それも紙分身!
「茉莉!」襲い掛かる、折り紙の奔流。スクリーンに叩きつけられる茉莉。
折り紙から短刀を創り出し、止めを刺そうとする蒼乃。
「姉さん!」「待ってて…。すぐ終わるから…。」――近付く終焉の刻。
「う、ううぅぅぁあああーー!!!」
自らの片腕を引きちぎり、束縛から抜け出す依人。千切れ落ちた腕が、折り紙に戻る。
「依人!」「もう、終わりにしよう。――姉さん!」蒼乃に近付く依人。
「依人…。」「あっ…!」短刀を茉莉に向け、駆け寄る蒼乃。
茉莉に刺さる寸前で、蒼乃を押し倒し、蒼乃の動きを止める。
「依人!」「茉莉、頼む!」駆け寄ろうとする茉莉に、叫ぶ依人。刀を手に、二人に近付く茉莉。

「依人!離して、依人!」
その時、映写機が映した映像は…。一面の、青空。

「そら…。」茉莉の呟き。「青い…。」「空…。」依人と、蒼乃にも見える風景。
それは…。三人で一緒に見たかった風景。――何とも言えない表情の、茉莉。

自分の身体を、刀で貫く茉莉。飛び散る鮮血。そして…。
「その刀にお前の命を宿し、夜禍人に移せば、人間に戻る事が出来る。」
「蒼乃を、人間に…!」

茉莉の脳裏に、剛史の言葉が浮かぶ。
依人と二人で決めた事。『蒼乃を人間に戻す』。その代償は、茉莉の命!

茉莉を貫いた刀が茉莉の血を吸い、刃紋に伝わる。
刀を抜き、蒼乃に近付く茉莉。その刀には、茉莉の命が込められている。
「あ…。いやっ、嫌っ…!」悲痛な蒼乃の叫び。しかし、声にならない。
「これで…。戻るの…!」蒼乃に振り下ろされる、刃!
「全てが…。」――これで、全てが…!
「嫌っああぁぁぁあーーー!!!」
蒼乃の絶叫!
依人達の運命は…!

次回
「空を辿り、空を渡り、自分が一人じゃない事を確かめたくて…。」
「流れる雲の行方を、知りたくて…。」「誰よりも、願いつづけて…。」
「――ソラ。」


茉莉の願いは、叶うのでしょうか?
蒼乃は幸せを、見つける事が出来るのでしょうか?
真名は、依人に再会出来るのでしょうか?
こよりは、笑顔を取り戻す事が出来るのでしょうか?
夜が明けた時、繭子と剛史に降り注ぐ光は、温かいものでしょうか?
そして…。依人は、幸せを見つける事が出来るのでしょうか?
茉莉との約束を、果たす事は出来るのでしょうか?

全ては次回(僕の地域の放送局では、月曜日の深夜)判明します。
個人的には、茉莉の刀が蒼乃を貫いた時、依人も貫かれていると思うので、
蒼乃と一緒に、人間に戻っていると思います。
そして真名達と再会し、皆が夜禍人を受け入れた時に茉莉が復活し、繭子と共に、人間になる
(または、青空の下に立てる様になる)と思います。
OPで空の下に立つ茉莉の写真を、誰か(多分、依人)が撮っているので、
そんな展開も、あったらいいなぁと思います。
では、また次回。












































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レビュー・評価:sola/#12「ユウメイノサカイ」

品質評価 20 / 萌え評価 4 / 燃え評価 6 / ギャグ評価 8 / シリアス評価 29 / お色気評価 0 / 総合評価 14レビュー数 82 件 #12「ユウメイノサカイ」のレビューです。
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