
スマイルプリキュア!・47話『最強ピーエロ降臨!あきらめない力と希望の光!!』感想
世界を覆う、絶望の巨人。
かつて、メルヘンランドをバッドエンドに染めた、悪夢の象徴です。
「キャンディ!これが、最後のデコルで御座る!!どうか奇跡を!!!」
最後のデコルに一縷の希望を託し、デコルをセットするポップ。
その瞬間、ミラクルジュエルは輝き出し、キャンディが人間の姿になり登場しました。
メルヘンランドの新女王・ロイヤルキャンディ。
希望の力を身に纏い、キャンディが今、真の力に目覚めました。
みゆき達の目の前に立ちはだかる、大きな絶望。
世界から闇を振り払う為に、みゆき達の最後の戦いが今、始まろうとしています。
キャンディが新女王として目覚めることを、ずっと待ち望んでいたロイヤルクイーン。
目を覚ましたキャンディに、自分の力の無さを詫びました。
「ロイヤルクイーン様は、メルヘンランドの皆のお母さんクル!妖精の皆もキャンディも、お母さんが大好きクル!!」
消え行くロイヤルクイーンに、必死に語り掛けるキャンディ。
ロイヤルクイーンは、キャンディやポップ、みゆき達に感謝を述べ、「自分の未来を切り開くのは、自分自身の心です」と助言しました。
「ロイヤルクイーン様――!」
涙を溢すロイヤルクイーンに、大声で語り掛けるキャンディ。
その瞬間、ミラクルジュエルが5つの花弁の形の宝石に変化し、キャンディの胸元に宿りました。
「ミラクルジュエルには、願いを叶えることは出来ません。でも、この力があれば、暗い絶望の中に落ちても、一筋の希望の光を、見出すことが出来るでしょう。」
「皆さんの未来に、沢山の光があらんことを…!」
光の粒子となり、消滅するロイヤルクイーン。
そして、みゆきの手には、中が真っ白の『プリキュアの本』が。
プリキュアの本にどんな物語を書くのか、決めるのは自分自身。
ロイヤルクイーンの言葉を胸に、みゆき達とキャンディは、強大な敵に立ち向かう決意を固めました。
絶望の巨人の咆哮で、闇に染まる大地。
その異様な光景に困惑し、怯むみゆき達。
「大丈夫クル。あの巨人は、キャンディが止めるクル。」
自身に満ちた表情で一人、巨人に立ち向かうキャンディ。
キャンディが力を込めると、その光に圧倒されて、巨人達が苦しみ始めました。
しかし、その直後、上空にピエーロが登場。その闇のオーラに呼応する様に、巨人達が力を取り戻し、立ち上がります。
更に、ピエーロが生み出した闇から、多数の怪物が現れ、その数は周囲を覆い尽くす程に。
みゆき達は、多勢に無勢と知りながら、果敢に立ち向かいました。
覚醒した力を振るい、怪人達を屠る、みゆき達。
『プリキュア!ファイヤーシュート!』
キュアマーチの風とキュアサニーの炎が融合し、燃え盛る巨大な火球が、周囲を焼き尽くしました。
『プリキュア!サンダーブリザード!』
キュアビューティの氷にキュアピースの雷が融合。凍った地面に電流が流れ、大爆発を起こしました。
『プリキュア!ハッピーシャワー!シャイニング!!』
上空に奥義を放つ、みゆき。その圧倒的なエネルギーは周囲に拡散し、一気に敵を殲滅しました。
目の前の敵を全て消し去り、肩で息をするみゆき達。
しかし、爆散した筈の敵が再結集し、復活を果たしました。
「考えるな。考えても、お前達にはどうにも出来ない。」
「敵わない者に逆らうな。自分の無力さを、嘆き悲しめ。」
「明るい未来など、無い。叶わない夢など見るな。」
みゆき達の心を挫こうとする、ピエーロの声。しかし、苦難を乗り越えてきた彼女達は、簡単に諦めません。
倒されても立ち上がり、ピエーロに立ち向かいます。
「ピエーロ!あなたは一体、何なの!?」
倒しても再生を続ける巨人を倒しながら、ピエーロに問うみゆき。
「怨念だ…。生きとし生ける者、全ての負の感情が、私を生み出している。」
「お前達にもある筈だ。憎しみ・怒り・悲しみ・孤独。それは、お前達人間が存在する限り、湧き続ける。」
「――絶望の物語だ。」
みゆきの問いに、自分は「生命の怨念の化身だ」と答える、ピエーロ。
私は、人々や感情を持つ生物が生き続ける限り、際限無く生まれ続けて『無限の絶望』となり、世界を覆う。
だから諦めて、怠惰に身を委ねろ。
未来は、闇だ――!
ピエーロの放つ強力な攻撃がみゆき達を襲い、ピエーロの出自を知ったみゆき達は恐怖し、次第に戦意を喪失していきました。
「絶望に落ちろ…!」
ピエーロの悪意が『プリキュアの本』を黒く染め、その瞬間、みゆき達の心は絶望の淵に。
「プリキュア――!!」
ピエーロに対抗する術を持たないポップは、叫ぶことしか出来ませんでした。
みゆき達の心が絶望に染められた様子を見て、唇を噛み締めるキャンディ。
「一番大切なモノは、絶対に守るクル!!」
悲壮な覚悟を秘め、みゆき達に希望の道標を届ける為に、キャンディはミラクルジュエルに光を注ぎました。
「無駄だ。お前の声は届かない。一度絶望に落ちれば、そう簡単には戻って来れぬ。」
「闇は、深海の様に深いぞ――。」
※ピエーロがみゆき達に与えた絶望は、『絶対に戻って来られない』ではなく、『簡単には戻れない』規模の様子。
もしかしたら、それほど底が深くないのかも知れません。
「みゆき…。皆っ!届いて!!」
プリキュア救出を諦める様に唆す、ピエーロ。
それを無視し、みゆき達の心に呼び掛けるキャンディ。
『悲しみ・怒り・孤独・寂しさ…。誰にでもある、弱い心…。世界中の悲しみ。人が居る限り、湧き続ける…。』『絶望の物語…。私達にはもう、どうすることも…。』
全てを諦め、絶望の闇に飲み込まれようとするみゆき達。
そんな5人に、「諦めちゃ駄目!」と必死に呼び掛けるキャンディ。
未来は、まだ決まっていない!
明日を諦めないで!!
キャンディの必死の叫びが、みゆき達の心に届き、5人はもがきながら、絶望の淵から這い上がろうと試みました。
しかし、ピエーロの放つ怨念が5人の身体を縛り、闇からの脱出を阻みます。
みゆき達に希望の光を示す為に、倒れそうになりながらもミラクルジュエルに力を注ぐ、キャンディ。
「無駄だ。希望など無い!」と、みゆき達に絶望を受け入れる様に仕向けるピエーロ。
希望の象徴である、キャンディの手を掴む為に必死に手を伸ばす、みゆき達。
しかし、ピエーロの生む絶望は深く、5人の身体は闇に飲み込まれてしまいます。
みゆきが諦めかけた瞬間、その手をキャンディが掴みました。
黒く染められた『プリキュアの本』が白さを取り戻し、みゆきは脱出に成功しました。
みゆきを救出し、緊張の糸が切れたキャンディ。
その隙を逃さずキャンディを攻撃し、希望を絶とうとするピエーロ。
「「「「「キャンディ――!」」」」」
ピエーロの攻撃がキャンディに命中する直前、闇から脱出を果たした5人が必死に、キャンディを助ける為に駆け寄りました。
その瞬間、5人のウルトラキュアデコルが輝き出し、奇跡が起きました。
光に包まれ、ウルトラマンの様に飛び出すみゆき達。
みゆきの胸には、妖精の姿に戻ったキャンディがキャンディが。
「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!!」
「プリキュア―!必ず戻って来ると信じていたで御座る!!」
最終形態・ウルトラプリキュアに変身したみゆき達に、大鷲(鷹?)の姿に変化して駆け付けたポップ。
みゆき達はポップとキャンディに礼を述べ、キャンディの身の安全をポップに託し、最後の戦いに臨みました。
※「シロップ?」なんて言ってはいけません。あくまで大鷲です。
因みに、鷲と鷹には明確な違いは無いそうで、一見しただけでは学者でも判別不明だとか。
(一応、イルカとクジラの様に、大きさの差で区別しているそうです。)
みゆき達が絶望から脱出を果たしたことに、驚くピエーロ。
しかし、「貴様等に、未来など無い!」と豪語し、世界をバッドエンドに染めようとしました。
その瞬間、みゆきが放った光線がピエーロを襲い、闇の衣を引き剥がしました。
更に、5人同時に放った光が絶望の巨人を一掃。
これには、流石のピエーロも、驚きの色を隠せませんでした。
キャンディの命懸けの行為により復活を果たし、最終形態に変身したみゆき達。
絶望の果てに希望を見出したみゆきは、その答えを高らかに叫びました。
「希望。それは…友達!!」
大切な友達と一緒なら、どんな苦難も笑顔で乗り越えられる。
それが私達、スマイルプリキュア!
みゆきの決意を聞いてなお、世界をバッドエンドに染めようとするピエーロ。
その身体に次々と、みゆき達の渾身の一撃が命中。
圧倒的な攻撃を受け続け、吹き飛ばされるピエーロ。
そして、容赦無いみゆきの攻撃が全て、ピエーロに命中しました。
「おのれ…!プリキュア!!」
深刻なダメージを背負ったピエーロは、その姿を、巨大な闇に変えました。
「集まれ!全てのバッドエナジーよ!!世界を飲み込む絶望となるのだ!!」
「ウオオオォォ…!!!!」
世界中のバッドエナジーを吸収し、更に巨大化したピエーロ。
その大きさは、地球を覆う程に巨大になりました。
「世界が…!!」
ピエーロの見せる深い執念。
その巨大な姿を見て、驚愕するみゆき。
果たしてみゆき達は、ピエーロを倒し世界から闇を払うのでしょうか?
それとも、ピエーロの怨念を昇華し、共に新たな道を歩むのでしょうか?
次回、ついに最終回。
大団円になることを、期待しています。
※ここ数回の感想でも書きましたが、本当に勿体無い展開だと思います。
ピエーロの正体が『怨念の集合体』ということですが、何故か腑に落ちませんでした。
「ああ。そうなのか…。」と言った感じです。
別に、ピエーロが『悪意の塊』でも『怨念の集合体』でも、構わないと思います。
でも、前作・『スイートプリキュア♪』のラスボス・ノイズに比べると、切実さというか悲しみや寂しさを抱えた存在という訳では無く、漠然とした悪意を持つ存在に感じました。
前回の最後でジョーカーがピエーロに吸収・消滅されてしまいましたが、僕は、ジョーカーがラスボスで良かったのではないかと考えます。
ジョーカーの正体は結局解らず仕舞いでしたが、彼が「絶望したピーターパンではないか?」と、色んな所で言われていたそうです。
ジョーカーの正体が何であれ、彼が自らが絶望したこの世界を、『悪意の塊』『怨念の集合体』ピエーロの力を借りて滅ぼそうと必死になる展開の方が、より盛り上がったのではないでしょうか?
ピエーロが何故、世界をバッドエンドに染め上げたいのか?
世界を不幸にした後、一体何がしたいのか?
この2点が明かされなければ、ピエーロの存在意義というか、背景が見えて来ません。
次回の放送で是非、彼の本心(核心)に触れる展開を期待したいです。
『漠然とした悪意』というのは、実はとても恐ろしいモノです。
詳しく書きませんが、僕は身を持ってそれを知っています。
他の作品群なら、ラスボスの存在意義がそれでも構わないと思いますが、『ピエーロの正体』は違うと、願わずにはいられません。
プリキュアシリーズを観続けている子供達には、そんな悪意が存在することを、知って欲しくありません。
その悪意は、余りにも多くの人を傷付ける存在です。
一刻も早く、世界から消え去って欲しいと切望しています。
少し話題が逸れたので、今回は此処までにします。
色々と思うことはあるのですが、次回の放送が最高の展開になることを切望しています。
(※ウルルン・オニニン・マジョリンが、みゆき達を助けるという、ベタな展開も、面白いかも知れません。)
かつて、メルヘンランドをバッドエンドに染めた、悪夢の象徴です。
「キャンディ!これが、最後のデコルで御座る!!どうか奇跡を!!!」
最後のデコルに一縷の希望を託し、デコルをセットするポップ。
その瞬間、ミラクルジュエルは輝き出し、キャンディが人間の姿になり登場しました。
メルヘンランドの新女王・ロイヤルキャンディ。
希望の力を身に纏い、キャンディが今、真の力に目覚めました。
みゆき達の目の前に立ちはだかる、大きな絶望。
世界から闇を振り払う為に、みゆき達の最後の戦いが今、始まろうとしています。
キャンディが新女王として目覚めることを、ずっと待ち望んでいたロイヤルクイーン。
目を覚ましたキャンディに、自分の力の無さを詫びました。
「ロイヤルクイーン様は、メルヘンランドの皆のお母さんクル!妖精の皆もキャンディも、お母さんが大好きクル!!」
消え行くロイヤルクイーンに、必死に語り掛けるキャンディ。
ロイヤルクイーンは、キャンディやポップ、みゆき達に感謝を述べ、「自分の未来を切り開くのは、自分自身の心です」と助言しました。
「ロイヤルクイーン様――!」
涙を溢すロイヤルクイーンに、大声で語り掛けるキャンディ。
その瞬間、ミラクルジュエルが5つの花弁の形の宝石に変化し、キャンディの胸元に宿りました。
「ミラクルジュエルには、願いを叶えることは出来ません。でも、この力があれば、暗い絶望の中に落ちても、一筋の希望の光を、見出すことが出来るでしょう。」
「皆さんの未来に、沢山の光があらんことを…!」
光の粒子となり、消滅するロイヤルクイーン。
そして、みゆきの手には、中が真っ白の『プリキュアの本』が。
プリキュアの本にどんな物語を書くのか、決めるのは自分自身。
ロイヤルクイーンの言葉を胸に、みゆき達とキャンディは、強大な敵に立ち向かう決意を固めました。
絶望の巨人の咆哮で、闇に染まる大地。
その異様な光景に困惑し、怯むみゆき達。
「大丈夫クル。あの巨人は、キャンディが止めるクル。」
自身に満ちた表情で一人、巨人に立ち向かうキャンディ。
キャンディが力を込めると、その光に圧倒されて、巨人達が苦しみ始めました。
しかし、その直後、上空にピエーロが登場。その闇のオーラに呼応する様に、巨人達が力を取り戻し、立ち上がります。
更に、ピエーロが生み出した闇から、多数の怪物が現れ、その数は周囲を覆い尽くす程に。
みゆき達は、多勢に無勢と知りながら、果敢に立ち向かいました。
覚醒した力を振るい、怪人達を屠る、みゆき達。
『プリキュア!ファイヤーシュート!』
キュアマーチの風とキュアサニーの炎が融合し、燃え盛る巨大な火球が、周囲を焼き尽くしました。
『プリキュア!サンダーブリザード!』
キュアビューティの氷にキュアピースの雷が融合。凍った地面に電流が流れ、大爆発を起こしました。
『プリキュア!ハッピーシャワー!シャイニング!!』
上空に奥義を放つ、みゆき。その圧倒的なエネルギーは周囲に拡散し、一気に敵を殲滅しました。
目の前の敵を全て消し去り、肩で息をするみゆき達。
しかし、爆散した筈の敵が再結集し、復活を果たしました。
「考えるな。考えても、お前達にはどうにも出来ない。」
「敵わない者に逆らうな。自分の無力さを、嘆き悲しめ。」
「明るい未来など、無い。叶わない夢など見るな。」
みゆき達の心を挫こうとする、ピエーロの声。しかし、苦難を乗り越えてきた彼女達は、簡単に諦めません。
倒されても立ち上がり、ピエーロに立ち向かいます。
「ピエーロ!あなたは一体、何なの!?」
倒しても再生を続ける巨人を倒しながら、ピエーロに問うみゆき。
「怨念だ…。生きとし生ける者、全ての負の感情が、私を生み出している。」
「お前達にもある筈だ。憎しみ・怒り・悲しみ・孤独。それは、お前達人間が存在する限り、湧き続ける。」
「――絶望の物語だ。」
みゆきの問いに、自分は「生命の怨念の化身だ」と答える、ピエーロ。
私は、人々や感情を持つ生物が生き続ける限り、際限無く生まれ続けて『無限の絶望』となり、世界を覆う。
だから諦めて、怠惰に身を委ねろ。
未来は、闇だ――!
ピエーロの放つ強力な攻撃がみゆき達を襲い、ピエーロの出自を知ったみゆき達は恐怖し、次第に戦意を喪失していきました。
「絶望に落ちろ…!」
ピエーロの悪意が『プリキュアの本』を黒く染め、その瞬間、みゆき達の心は絶望の淵に。
「プリキュア――!!」
ピエーロに対抗する術を持たないポップは、叫ぶことしか出来ませんでした。
みゆき達の心が絶望に染められた様子を見て、唇を噛み締めるキャンディ。
「一番大切なモノは、絶対に守るクル!!」
悲壮な覚悟を秘め、みゆき達に希望の道標を届ける為に、キャンディはミラクルジュエルに光を注ぎました。
「無駄だ。お前の声は届かない。一度絶望に落ちれば、そう簡単には戻って来れぬ。」
「闇は、深海の様に深いぞ――。」
※ピエーロがみゆき達に与えた絶望は、『絶対に戻って来られない』ではなく、『簡単には戻れない』規模の様子。
もしかしたら、それほど底が深くないのかも知れません。
「みゆき…。皆っ!届いて!!」
プリキュア救出を諦める様に唆す、ピエーロ。
それを無視し、みゆき達の心に呼び掛けるキャンディ。
『悲しみ・怒り・孤独・寂しさ…。誰にでもある、弱い心…。世界中の悲しみ。人が居る限り、湧き続ける…。』『絶望の物語…。私達にはもう、どうすることも…。』
全てを諦め、絶望の闇に飲み込まれようとするみゆき達。
そんな5人に、「諦めちゃ駄目!」と必死に呼び掛けるキャンディ。
未来は、まだ決まっていない!
明日を諦めないで!!
キャンディの必死の叫びが、みゆき達の心に届き、5人はもがきながら、絶望の淵から這い上がろうと試みました。
しかし、ピエーロの放つ怨念が5人の身体を縛り、闇からの脱出を阻みます。
みゆき達に希望の光を示す為に、倒れそうになりながらもミラクルジュエルに力を注ぐ、キャンディ。
「無駄だ。希望など無い!」と、みゆき達に絶望を受け入れる様に仕向けるピエーロ。
希望の象徴である、キャンディの手を掴む為に必死に手を伸ばす、みゆき達。
しかし、ピエーロの生む絶望は深く、5人の身体は闇に飲み込まれてしまいます。
みゆきが諦めかけた瞬間、その手をキャンディが掴みました。
黒く染められた『プリキュアの本』が白さを取り戻し、みゆきは脱出に成功しました。
みゆきを救出し、緊張の糸が切れたキャンディ。
その隙を逃さずキャンディを攻撃し、希望を絶とうとするピエーロ。
「「「「「キャンディ――!」」」」」
ピエーロの攻撃がキャンディに命中する直前、闇から脱出を果たした5人が必死に、キャンディを助ける為に駆け寄りました。
その瞬間、5人のウルトラキュアデコルが輝き出し、奇跡が起きました。
光に包まれ、ウルトラマンの様に飛び出すみゆき達。
みゆきの胸には、妖精の姿に戻ったキャンディがキャンディが。
「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!!」
「プリキュア―!必ず戻って来ると信じていたで御座る!!」
最終形態・ウルトラプリキュアに変身したみゆき達に、大鷲(鷹?)の姿に変化して駆け付けたポップ。
みゆき達はポップとキャンディに礼を述べ、キャンディの身の安全をポップに託し、最後の戦いに臨みました。
※「シロップ?」なんて言ってはいけません。あくまで大鷲です。
因みに、鷲と鷹には明確な違いは無いそうで、一見しただけでは学者でも判別不明だとか。
(一応、イルカとクジラの様に、大きさの差で区別しているそうです。)
みゆき達が絶望から脱出を果たしたことに、驚くピエーロ。
しかし、「貴様等に、未来など無い!」と豪語し、世界をバッドエンドに染めようとしました。
その瞬間、みゆきが放った光線がピエーロを襲い、闇の衣を引き剥がしました。
更に、5人同時に放った光が絶望の巨人を一掃。
これには、流石のピエーロも、驚きの色を隠せませんでした。
キャンディの命懸けの行為により復活を果たし、最終形態に変身したみゆき達。
絶望の果てに希望を見出したみゆきは、その答えを高らかに叫びました。
「希望。それは…友達!!」
大切な友達と一緒なら、どんな苦難も笑顔で乗り越えられる。
それが私達、スマイルプリキュア!
みゆきの決意を聞いてなお、世界をバッドエンドに染めようとするピエーロ。
その身体に次々と、みゆき達の渾身の一撃が命中。
圧倒的な攻撃を受け続け、吹き飛ばされるピエーロ。
そして、容赦無いみゆきの攻撃が全て、ピエーロに命中しました。
「おのれ…!プリキュア!!」
深刻なダメージを背負ったピエーロは、その姿を、巨大な闇に変えました。
「集まれ!全てのバッドエナジーよ!!世界を飲み込む絶望となるのだ!!」
「ウオオオォォ…!!!!」
世界中のバッドエナジーを吸収し、更に巨大化したピエーロ。
その大きさは、地球を覆う程に巨大になりました。
「世界が…!!」
ピエーロの見せる深い執念。
その巨大な姿を見て、驚愕するみゆき。
果たしてみゆき達は、ピエーロを倒し世界から闇を払うのでしょうか?
それとも、ピエーロの怨念を昇華し、共に新たな道を歩むのでしょうか?
次回、ついに最終回。
大団円になることを、期待しています。
※ここ数回の感想でも書きましたが、本当に勿体無い展開だと思います。
ピエーロの正体が『怨念の集合体』ということですが、何故か腑に落ちませんでした。
「ああ。そうなのか…。」と言った感じです。
別に、ピエーロが『悪意の塊』でも『怨念の集合体』でも、構わないと思います。
でも、前作・『スイートプリキュア♪』のラスボス・ノイズに比べると、切実さというか悲しみや寂しさを抱えた存在という訳では無く、漠然とした悪意を持つ存在に感じました。
前回の最後でジョーカーがピエーロに吸収・消滅されてしまいましたが、僕は、ジョーカーがラスボスで良かったのではないかと考えます。
ジョーカーの正体は結局解らず仕舞いでしたが、彼が「絶望したピーターパンではないか?」と、色んな所で言われていたそうです。
ジョーカーの正体が何であれ、彼が自らが絶望したこの世界を、『悪意の塊』『怨念の集合体』ピエーロの力を借りて滅ぼそうと必死になる展開の方が、より盛り上がったのではないでしょうか?
ピエーロが何故、世界をバッドエンドに染め上げたいのか?
世界を不幸にした後、一体何がしたいのか?
この2点が明かされなければ、ピエーロの存在意義というか、背景が見えて来ません。
次回の放送で是非、彼の本心(核心)に触れる展開を期待したいです。
『漠然とした悪意』というのは、実はとても恐ろしいモノです。
詳しく書きませんが、僕は身を持ってそれを知っています。
他の作品群なら、ラスボスの存在意義がそれでも構わないと思いますが、『ピエーロの正体』は違うと、願わずにはいられません。
プリキュアシリーズを観続けている子供達には、そんな悪意が存在することを、知って欲しくありません。
その悪意は、余りにも多くの人を傷付ける存在です。
一刻も早く、世界から消え去って欲しいと切望しています。
少し話題が逸れたので、今回は此処までにします。
色々と思うことはあるのですが、次回の放送が最高の展開になることを切望しています。
(※ウルルン・オニニン・マジョリンが、みゆき達を助けるという、ベタな展開も、面白いかも知れません。)
スポンサーサイト