
スイートプリキュア♪・36話『キララーン!心に届け、ミューズの想いニャ!』感想
今回の放送で、色々な秘密が一気に明かされました。
ミューズが喋らなかったり、仮面を付けていた理由。
ドドリーが、他のフェアリートーンと別行動だった理由。
ミューズの正体であるアコの出自と、家族構成。
マイナーランド誕生の謎と、真の敵・ノイズの存在。
そして何よりも、アコの家族を想う優しい気持ち――。
色んな事が一度に判明して、少し混乱気味でしたが、一つだけハッキリした事があります。
家族を想う気持ち程、尊いモノは無い!!!
この作品を観続けて、本当に良かったです。
今後の展開にも、強い期待が持てそうです!
少し読み難いですが、楽しんで頂ければ幸いです。
ミューズが喋らなかったり、仮面を付けていた理由。
ドドリーが、他のフェアリートーンと別行動だった理由。
ミューズの正体であるアコの出自と、家族構成。
マイナーランド誕生の謎と、真の敵・ノイズの存在。
そして何よりも、アコの家族を想う優しい気持ち――。
色んな事が一度に判明して、少し混乱気味でしたが、一つだけハッキリした事があります。
家族を想う気持ち程、尊いモノは無い!!!
この作品を観続けて、本当に良かったです。
今後の展開にも、強い期待が持てそうです!
※今回は、いつもと違う形で、感想を書こうと思います。明らかになった、ミューズの過去。
そして、アコのメフィストを救う為の戦いが、始まる!
『悪のノイズ』に心を奪われ、愛する家族の事を忘れてしまったメフィスト。
彼の心を救う為には、何が必要なのか?
そして――。本当の敵の姿が今、明らかに!
少し読み難いですが、楽しんで頂ければ幸いです。
落ち込んでいるアコを慰める為に、調べの館の広場に赴いた響達。
そして明かされた、アコの秘密。
アコの出自を知った響と奏の驚く様子と、アコが姫だった事に気付かなかったエレンが、アコに謝るシーンは本当に面白かったです。
また、幼い頃のアコが身に着けていたハートのペンダントは、エレンが今身に着けているペンダントと同じ模様でした。
エレンのペンダントがもし、アコの身に着けていた品と同じだとしたら、音吉さんがエレンに『家族の証』として授けたのだと思います。
もしかしたら、幼い頃からハミィとセイレーンが身に着けていた2つの首飾りも、音吉さんが授けたのではないでしょうか?
セイレーンの身に着けていたチョーカーは、人間に変身出来る不思議な力がありました。
多分ハミィの首飾りも、同様の不思議な力を備えているでしょう。
ハミィとセイレーンは、幼い頃からアコと一緒に居た様です。
音吉さんから見れば、ハミィとセイレーンもアコと同様に『家族』なのだと思います。
だからこそ、家族の身を護る為に、不思議な力を秘めたアイテムを2人の『お守り』として授けたのではないでしょうか?
――また、突飛な考察になってしまったので、感想に戻ります。
マイナーランドに戻ったメフィストが、苦しみ続けながらも求めていた存在。
それは、娘のアコでした。
「俺は…誰かを探していた…!」
『悪のノイズ』の影響下にありながらも、何かを思い出そうとしているメフィストと、父の身を案じ続けている、アコ。
前半の内容は、2人の視点で語られます。
ヒーリングチェストを奪還する為に、魔響の森に赴いた、メイジャーランド王・メフィスト。
しかし、『悪のノイズ』に洗脳され、謎の敵・ノイズの支配下に。
洗脳されたメフィストは、トリオ・ザ・マイナーを伴い、メイジャーランドに帰還。
しかし、その姿はアコやアフロディテ様の知るメフィストでは無く、無慈悲な『マイナーランド王』でした。
そしてメフィストは、トリオ・ザ・マイナーを引き連れ、不思議な力でマイナーランドを建国。
『マイナーランド王・メフィスト』として、世界を不幸のメロディーで満たそうと画策します。
不思議な力により、国まで創造してしまったメフィスト。
その力は強大であると共に、彼にそれだけの力を与えた『ノイズ』の力の底知れなさが、窺えます。
『メイジャーランド・大音楽会』当日。マイナーランド王として『伝説の楽譜』を強奪した、メフィスト。
その姿を『調べの館』で観ていたアコは、両親が喧嘩をしてしまう事に心を痛め、父を護る為にキュアミューズに変身。
このシーンで、ドドリーがハミィや他のフェアリートーンと行動を共に出来なかったのは、アコが響・奏よりも少し早くプリキュアに変身したからだと判明しました。
そして、ミューズが一言も喋らず仮面を付けていたのは、メフィストを敵にするのが辛かった事と、彼と彼を操る悪に正体を知られたくなかったからでした。
初めは戦うつもりは無かったアコ。
でも、皆のピンチを黙って見ていられずに手助けする事に。
その根底にあるのは、『自分が戦う姿を見れば、父が目を覚ましてくれるかも知れない』と言う願いからでした。
でも、父は目を覚ましてくれなかった。
そればかりか、強くなっていくメロディ達の力が、父を傷付ける可能性まで出て来てしまった。
先日の戦いでアコがメフィストを庇ったのは、『パパを守れるのは自分だけ』と言う、切ない想いがあったからでした。
でも、戦いの最中の響の言葉が、アコの悩みを払いました。
「私も、戦わなきゃいけないんだって…。パパの幸せを守る為に!」
「アコちゃん。今迄、良く頑張ったね!」
「姫様の想いは、きっとメフィスト様にも届いた筈です!」
「ええ。きっと元の優しいパパに戻ってくれるわ!」
プリキュアになってからは、メフィストの事を呼び捨てにしていたエレン。でも、今は『メフィスト様』と呼んでいます。
これは、先の戦いで、メフィストが自ら悪の道を選んだ訳ではない事を知り、彼への敬意が復活したからだと思います。
「どんなに悪い力も、家族の愛には絶対敵わないんだから!!」
「うん!そうだよね!」
響の励ましに、勇気を貰ったアコ。
アコの事を思い出しそうになったメフィスト。しかし、悪のノイズは、彼の心を蝕みます。そして…。
「ぐわあぁ~!!止めろ!止めてくれぇ!!」
「解った!ミューズは、ミューズは…俺の手で!――ミューズは、俺の手で必ずっ!!」
「ミューズは、必ず倒して見せる!!」
アコを想う父の心と、悪のノイズに浸食された自らの心。2つの心のせめぎ合いは、悪のノイズに軍配が上がります。
そして、父と娘の切ない戦いが、始まろうとしていました。
「ミューズ…!ミューズは何処だ!」
悪のノイズに浸食され、ミューズを倒す為に加音町に再度襲来した、巨大メフィスト。
敵を倒す為に躍起になっている様に見えますが、娘の身を案じ、彷徨う父の姿にも見えます。
変り果てた夫の姿を見て、胸を痛めるアフロディテ様。
そして、辛そうな表情の父を見て苦悩するアコ。
そんな母娘を救う為に、響・奏・エレンが立ち上がります。
いつもなら、激しい攻撃を繰り出すメロディ達ですが、今回の目的は、メフィストの心を取り戻す為の戦いです。
その上、強力な攻撃技は、父の身を案じるアコの心を傷付けるので、迂闊には使えません。
「メフィスト!優しいパパに戻って!愛する娘の為に!!」
「黙れ!娘など…俺には居ない!!」
「あっ…!」父の言葉に、ショックを受けるアコ。
「メフィスト!家族の絆を思い出して!」
必死にメフィストに語り掛けるメロディ。しかし、今の彼には、メロディの言葉は通じません。
「絆?家族?娘?そんなモノは全て幻だ!俺は、世界を悲しみに染めるのだ!!」
ノイズに与えられた強大な力を発揮し、メロディ達に攻撃するメフィスト。
次々と強力な技を繰り出すメフィストに、防戦一方の3人。
「ビートバリア!」何とか、メフィストの攻撃を凌いだビート。
「このままじゃ、やられちゃうわ!」
「メフィスト様を守るなんて…どうしたら?」
「弱気になっちゃ駄目だよ!皆の気持ちを合わせるよ!」
弱気になるリズムとビートを励ます、メロディ。そして、今使える最大の技で、メフィストに攻撃します。
「プリキュア・パッショナート・ハーモニー!」
しかし、心を奪われ悪の化身と化したメフィストの力は強大でした。
技を跳ね返された上に、メフィストの技により、3人は束縛され、行動不能に陥ります。
※此処までの戦闘シーンは、劇場版を思わせる出来でした。
これなら、29日からの劇場版の戦闘シーンも期待が持てそうです。
そして、必殺技シーンも、普段とは違う特別なバンクでした。このバンクは、映画でも使われるのでしょうか?
「さあ、出て来い!キュアミューズ!怖気づいたか!?」
父の言葉を受け、戦いを挑もうとするアコ。でも、手が震えて動けません。
「あなた!もう止めて!」
娘の危機に駆け付けたアフロディテ様。そして、夫に「いい加減に、目を覚ましなさい!」と詰め寄ります。
アフロディテ様のこの一言で、メフィストとの力関係が判明した気がします。
メフィストが正気に戻った後はきっと、妻からの『お仕置き』が待っていると思います…。
――嗚呼、可哀想なメフィスト様!
「目を覚ます?俺は至って正気だ!丁度良い!お前も纏めて決着をつけてやろう!」
「止めて!私…パパとママのケンカなんて見たくない!!」
今にも争いを始めようとする両親の姿を見て、覚悟を決めたアコは、遂に戦う事を決意します。
父を守る為に!自分の為に戦ってくれた仲間の為に!
「レッツプレイ!プリキュア モジュレーション!」
ミューズの初変身シーン。
ロングスカートから、バルーンスカート(かぼちゃスカート)に変化し、段々、お姫様っぽく変身していく様子は、可愛らしかったです。
――これならきっと、子供にも大人気でしょう!(※多分、大きなお友達にも…。)
惜しむらくは、真の姿の登場が遅かった事でしょうか?
もし1クール早ければ、ミューズのグッズがもう少し作れたかも知れないのに…。
先日おもちゃ屋(家電量販店)に行った時、偶然ミューズのグッズが売っていました。
でも、ミューズ専用グッズは今の所、変身スーツとキュアドール、ミューズ専用キュアモジューレだけでした。
もしミューズの専用武器が発売されるなら、バンドネオンはどうでしょうか?
ミューズは鍵盤を使う技を使うので、その技の発動にバンドネオンを使えば、可愛い演出が出来ると思います。
「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」
「パパ!パパを、悪の手から取り戻してあげる!」
いつもなら、此処から更に変装していましたが、今はその必要はありません。
父の心を取り戻す為に、ありったけの力を込めて、攻撃を繰り出すミューズ。
――でも、メフィストの顔面に命中する寸前で、攻撃を止めてしまいました。
戦わなくてはメフィストを助けられない事は理解しているけど、目の前に居るのは、大切な父親。
戦意を喪失し、泣き出すミューズ。
「ミューズ!私達は、相手をを傷付ける為じゃなく、守る為に戦うのよ!」
ミューズを説得するメロディ。でも、メロディの声はミューズに届きません。
「皆には解らないんだよ!私の気持ちなんて!」
ミューズの苦悩に満ちた叫びに、一瞬考え込むメロディ。そして、ミューズに本音をぶつけます。
「そうだよ…解らないよ!私は、ミューズじゃないから…!ミューズの気持ちを全部、解ってあげられない。」
「でも、ミューズの心をもっと知りたい!だから今、私はミューズの心に叫んでいるの!」
普通の主人公ならお為ごかしを言う所ですが、響は、自分の言葉で語りました。
本当に誠実で、好ましい人物だと思います。
「心に叫ぶ…?」
メロディの言葉に、何らかのヒントを得たミューズ。そして、リズムとビートの励ましが、彼女の背中を押します。
「そうよ。私達は、いつもそうして来た!」
いつもケンカをしていた響と奏。でも、それは相手の心を知りたかったから。
そして、相手の心が解らない時は、大きな声で心に叫べば良い。
「姫様。お父様の心に、あなたの気持ちを届けて下さい!」
『――パパの心に!』
皆の心の叫びが通じたミューズ。
止めを刺そうとするメフィストの猛攻を避けつつ、メフィストの心に叫びます。
「パパ!目を覚まして!家族の愛を、思い出して!悪の心に、負けちゃ駄目よ!」
「パパ!私…パパが大好きだよ!――私のパパに戻って!!」
ミューズの心を込めた拳が、メフィストの胸に命中!そして、その拳から伝わるミューズの父への想い。
必死に訴え掛ける、娘の表情。その眼差しが、メフィストの闇を振り払います。
大樹の傍に辿り着いた、メフィスト王。その木の陰に、愛する娘の姿を見付けます。
「アコ、見っけ!」
「パパ!」
幼いアコを抱き上げる、メフィスト王。そして、その2人を微笑みながら見守る、アフロディテ様と音吉さん。
それは、幸せだった家族の記憶――。
「アコ…。」
元の姿に戻り、アコに弱々しく微笑みかけるメフィスト王。
「パパ~!!」
「アコ!パパはもう、何処にも行かない!もう二度と、悪い事はしない…!」
駆け寄る娘を、優しく抱き締めるメフィスト王。
魔境の森で探し続けていたのは、ヒーリングチェストでは無く、愛する娘の笑顔でした。
取り戻した、家族の絆。嬉しそうな一同。全ては、丸く収まる筈でした。しかし――。
マイナーランドで、戦いの様子を見ていたトリオ・ザ・マイナー。
しかし、メフィスト王が洗脳から解けた様子を見たファルセットの様子が一変します。
「遂に、俺の出番か…。」
派手な衣装に、頭蓋骨を模ったマスクを被り、長髪になったファルセット。
その変貌に、バスドラとバリトンは驚愕します。
「メフィスト!」「ファルセット!?」
突然のファルセットの登場に、驚くメフィスト王。
「お前はもう、用済みだ…。」
「プリキュア…。我々は、『不幸のメロディ』を完成させ、ノイズ様を復活させる。覚悟しておけ…!」
「ノイズ…!人の心を、一瞬で悪に染める…!あれ程恐ろしい者は居ない!!」
化石の姿でありながらも、恐ろしい力を秘めているノイズの姿を思い出し、戦くメフィスト王。
どうやら、王を悪のノイズで洗脳したのは、ゴーレムではなく、ノイズ本人の様です。
「大丈夫!どんなに強い敵だろうと、私達プリキュアは、負けないわ!」
力強いメロディの言葉に頷く、ミューズ。
プリキュア達と、真の敵・ノイズとの戦いが、今始まる――。
※アコが響達の励ましを糧にして、父を取り戻したシーンは、本当に感動しました。
次回は、素に戻ったメフィスト王のお茶目なシーンが観られるので、とても楽しみです。
そして、意外な伏兵・ファルセット。まさか、黒幕と通じていようとは!
OPでトリオ・ザ・マイナーの真ん中に居たので、何となく胡散臭い感じはしていましたが、あんなに雰囲気が変わるだなんて…。
でも、ファルセットも多分、ノイズに操られているのだと思います。
三味線を弾いていたにしては、余りにも今迄の彼とはかけ離れている気がします。
そして、次回予告――。
ハロウィンと言う事で、仮装をする事になった響達。
響は海賊。奏は魔女。エレンは黒猫。ハミィはカップケーキ。アコはお姫様。
――奏以外は皆、何処かでツッコミを入れたくなる仮装です。
特に、エレンとアコは、『そのまま』です。もう少し努力すべきだと思います。
また、アコが照れて叫んでいましたが、奏太に「可愛い」とでも言われたのでしょうか?
とても気になります。
親バカ全開のメフィスト様も、面白そうです。アフロディテ様は、ツッコミ役でしょうか?
何と無く、『Wボケ』な予感もします。
変貌してしまったファルセットが、ノイズを召喚しようとしています。
早速、決戦が始まるのでしょうか?
バスドラとバリトンが、魔物に変身してしまった事も気になります。
口を閉じられているシーンがありましたが、変身後も人間の言葉を話せるのでしょうか?
鏡を見て号泣していたバリトンさんが、哀れでなりません。何とかしてあげて欲しいです。
そして、ノイズと思われる敵と戦う、過去の音吉さん。大変イケメンです。一体、何年前の話でしょうか?
最後に、エレンが変身する際に、猫が爪を研ぐ仕草をしていました。
何と無くですが、エレンだけ変身時の『絶対に許さない!』が、『絶対に許さニャい!』になりそうな気がします。
次回の放送も、とても楽しみです。
※体調を崩し、中々感想が書けませんでした。でも、何とか映画上映初日までに完成して、良かったです。
少し仮眠して、妹と一緒に映画に行ってきます。
では、また次回――。
そして明かされた、アコの秘密。
アコの出自を知った響と奏の驚く様子と、アコが姫だった事に気付かなかったエレンが、アコに謝るシーンは本当に面白かったです。
また、幼い頃のアコが身に着けていたハートのペンダントは、エレンが今身に着けているペンダントと同じ模様でした。
エレンのペンダントがもし、アコの身に着けていた品と同じだとしたら、音吉さんがエレンに『家族の証』として授けたのだと思います。
もしかしたら、幼い頃からハミィとセイレーンが身に着けていた2つの首飾りも、音吉さんが授けたのではないでしょうか?
セイレーンの身に着けていたチョーカーは、人間に変身出来る不思議な力がありました。
多分ハミィの首飾りも、同様の不思議な力を備えているでしょう。
ハミィとセイレーンは、幼い頃からアコと一緒に居た様です。
音吉さんから見れば、ハミィとセイレーンもアコと同様に『家族』なのだと思います。
だからこそ、家族の身を護る為に、不思議な力を秘めたアイテムを2人の『お守り』として授けたのではないでしょうか?
――また、突飛な考察になってしまったので、感想に戻ります。
マイナーランドに戻ったメフィストが、苦しみ続けながらも求めていた存在。
それは、娘のアコでした。
「俺は…誰かを探していた…!」
『悪のノイズ』の影響下にありながらも、何かを思い出そうとしているメフィストと、父の身を案じ続けている、アコ。
前半の内容は、2人の視点で語られます。
ヒーリングチェストを奪還する為に、魔響の森に赴いた、メイジャーランド王・メフィスト。
しかし、『悪のノイズ』に洗脳され、謎の敵・ノイズの支配下に。
洗脳されたメフィストは、トリオ・ザ・マイナーを伴い、メイジャーランドに帰還。
しかし、その姿はアコやアフロディテ様の知るメフィストでは無く、無慈悲な『マイナーランド王』でした。
そしてメフィストは、トリオ・ザ・マイナーを引き連れ、不思議な力でマイナーランドを建国。
『マイナーランド王・メフィスト』として、世界を不幸のメロディーで満たそうと画策します。
不思議な力により、国まで創造してしまったメフィスト。
その力は強大であると共に、彼にそれだけの力を与えた『ノイズ』の力の底知れなさが、窺えます。
『メイジャーランド・大音楽会』当日。マイナーランド王として『伝説の楽譜』を強奪した、メフィスト。
その姿を『調べの館』で観ていたアコは、両親が喧嘩をしてしまう事に心を痛め、父を護る為にキュアミューズに変身。
このシーンで、ドドリーがハミィや他のフェアリートーンと行動を共に出来なかったのは、アコが響・奏よりも少し早くプリキュアに変身したからだと判明しました。
そして、ミューズが一言も喋らず仮面を付けていたのは、メフィストを敵にするのが辛かった事と、彼と彼を操る悪に正体を知られたくなかったからでした。
初めは戦うつもりは無かったアコ。
でも、皆のピンチを黙って見ていられずに手助けする事に。
その根底にあるのは、『自分が戦う姿を見れば、父が目を覚ましてくれるかも知れない』と言う願いからでした。
でも、父は目を覚ましてくれなかった。
そればかりか、強くなっていくメロディ達の力が、父を傷付ける可能性まで出て来てしまった。
先日の戦いでアコがメフィストを庇ったのは、『パパを守れるのは自分だけ』と言う、切ない想いがあったからでした。
でも、戦いの最中の響の言葉が、アコの悩みを払いました。
「私も、戦わなきゃいけないんだって…。パパの幸せを守る為に!」
「アコちゃん。今迄、良く頑張ったね!」
「姫様の想いは、きっとメフィスト様にも届いた筈です!」
「ええ。きっと元の優しいパパに戻ってくれるわ!」
プリキュアになってからは、メフィストの事を呼び捨てにしていたエレン。でも、今は『メフィスト様』と呼んでいます。
これは、先の戦いで、メフィストが自ら悪の道を選んだ訳ではない事を知り、彼への敬意が復活したからだと思います。
「どんなに悪い力も、家族の愛には絶対敵わないんだから!!」
「うん!そうだよね!」
響の励ましに、勇気を貰ったアコ。
アコの事を思い出しそうになったメフィスト。しかし、悪のノイズは、彼の心を蝕みます。そして…。
「ぐわあぁ~!!止めろ!止めてくれぇ!!」
「解った!ミューズは、ミューズは…俺の手で!――ミューズは、俺の手で必ずっ!!」
「ミューズは、必ず倒して見せる!!」
アコを想う父の心と、悪のノイズに浸食された自らの心。2つの心のせめぎ合いは、悪のノイズに軍配が上がります。
そして、父と娘の切ない戦いが、始まろうとしていました。
「ミューズ…!ミューズは何処だ!」
悪のノイズに浸食され、ミューズを倒す為に加音町に再度襲来した、巨大メフィスト。
敵を倒す為に躍起になっている様に見えますが、娘の身を案じ、彷徨う父の姿にも見えます。
変り果てた夫の姿を見て、胸を痛めるアフロディテ様。
そして、辛そうな表情の父を見て苦悩するアコ。
そんな母娘を救う為に、響・奏・エレンが立ち上がります。
いつもなら、激しい攻撃を繰り出すメロディ達ですが、今回の目的は、メフィストの心を取り戻す為の戦いです。
その上、強力な攻撃技は、父の身を案じるアコの心を傷付けるので、迂闊には使えません。
「メフィスト!優しいパパに戻って!愛する娘の為に!!」
「黙れ!娘など…俺には居ない!!」
「あっ…!」父の言葉に、ショックを受けるアコ。
「メフィスト!家族の絆を思い出して!」
必死にメフィストに語り掛けるメロディ。しかし、今の彼には、メロディの言葉は通じません。
「絆?家族?娘?そんなモノは全て幻だ!俺は、世界を悲しみに染めるのだ!!」
ノイズに与えられた強大な力を発揮し、メロディ達に攻撃するメフィスト。
次々と強力な技を繰り出すメフィストに、防戦一方の3人。
「ビートバリア!」何とか、メフィストの攻撃を凌いだビート。
「このままじゃ、やられちゃうわ!」
「メフィスト様を守るなんて…どうしたら?」
「弱気になっちゃ駄目だよ!皆の気持ちを合わせるよ!」
弱気になるリズムとビートを励ます、メロディ。そして、今使える最大の技で、メフィストに攻撃します。
「プリキュア・パッショナート・ハーモニー!」
しかし、心を奪われ悪の化身と化したメフィストの力は強大でした。
技を跳ね返された上に、メフィストの技により、3人は束縛され、行動不能に陥ります。
※此処までの戦闘シーンは、劇場版を思わせる出来でした。
これなら、29日からの劇場版の戦闘シーンも期待が持てそうです。
そして、必殺技シーンも、普段とは違う特別なバンクでした。このバンクは、映画でも使われるのでしょうか?
「さあ、出て来い!キュアミューズ!怖気づいたか!?」
父の言葉を受け、戦いを挑もうとするアコ。でも、手が震えて動けません。
「あなた!もう止めて!」
娘の危機に駆け付けたアフロディテ様。そして、夫に「いい加減に、目を覚ましなさい!」と詰め寄ります。
アフロディテ様のこの一言で、メフィストとの力関係が判明した気がします。
メフィストが正気に戻った後はきっと、妻からの『お仕置き』が待っていると思います…。
――嗚呼、可哀想なメフィスト様!
「目を覚ます?俺は至って正気だ!丁度良い!お前も纏めて決着をつけてやろう!」
「止めて!私…パパとママのケンカなんて見たくない!!」
今にも争いを始めようとする両親の姿を見て、覚悟を決めたアコは、遂に戦う事を決意します。
父を守る為に!自分の為に戦ってくれた仲間の為に!
「レッツプレイ!プリキュア モジュレーション!」
ミューズの初変身シーン。
ロングスカートから、バルーンスカート(かぼちゃスカート)に変化し、段々、お姫様っぽく変身していく様子は、可愛らしかったです。
――これならきっと、子供にも大人気でしょう!(※多分、大きなお友達にも…。)
惜しむらくは、真の姿の登場が遅かった事でしょうか?
もし1クール早ければ、ミューズのグッズがもう少し作れたかも知れないのに…。
先日おもちゃ屋(家電量販店)に行った時、偶然ミューズのグッズが売っていました。
でも、ミューズ専用グッズは今の所、変身スーツとキュアドール、ミューズ専用キュアモジューレだけでした。
もしミューズの専用武器が発売されるなら、バンドネオンはどうでしょうか?
ミューズは鍵盤を使う技を使うので、その技の発動にバンドネオンを使えば、可愛い演出が出来ると思います。
「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」
「パパ!パパを、悪の手から取り戻してあげる!」
いつもなら、此処から更に変装していましたが、今はその必要はありません。
父の心を取り戻す為に、ありったけの力を込めて、攻撃を繰り出すミューズ。
――でも、メフィストの顔面に命中する寸前で、攻撃を止めてしまいました。
戦わなくてはメフィストを助けられない事は理解しているけど、目の前に居るのは、大切な父親。
戦意を喪失し、泣き出すミューズ。
「ミューズ!私達は、相手をを傷付ける為じゃなく、守る為に戦うのよ!」
ミューズを説得するメロディ。でも、メロディの声はミューズに届きません。
「皆には解らないんだよ!私の気持ちなんて!」
ミューズの苦悩に満ちた叫びに、一瞬考え込むメロディ。そして、ミューズに本音をぶつけます。
「そうだよ…解らないよ!私は、ミューズじゃないから…!ミューズの気持ちを全部、解ってあげられない。」
「でも、ミューズの心をもっと知りたい!だから今、私はミューズの心に叫んでいるの!」
普通の主人公ならお為ごかしを言う所ですが、響は、自分の言葉で語りました。
本当に誠実で、好ましい人物だと思います。
「心に叫ぶ…?」
メロディの言葉に、何らかのヒントを得たミューズ。そして、リズムとビートの励ましが、彼女の背中を押します。
「そうよ。私達は、いつもそうして来た!」
いつもケンカをしていた響と奏。でも、それは相手の心を知りたかったから。
そして、相手の心が解らない時は、大きな声で心に叫べば良い。
「姫様。お父様の心に、あなたの気持ちを届けて下さい!」
『――パパの心に!』
皆の心の叫びが通じたミューズ。
止めを刺そうとするメフィストの猛攻を避けつつ、メフィストの心に叫びます。
「パパ!目を覚まして!家族の愛を、思い出して!悪の心に、負けちゃ駄目よ!」
「パパ!私…パパが大好きだよ!――私のパパに戻って!!」
ミューズの心を込めた拳が、メフィストの胸に命中!そして、その拳から伝わるミューズの父への想い。
必死に訴え掛ける、娘の表情。その眼差しが、メフィストの闇を振り払います。
大樹の傍に辿り着いた、メフィスト王。その木の陰に、愛する娘の姿を見付けます。
「アコ、見っけ!」
「パパ!」
幼いアコを抱き上げる、メフィスト王。そして、その2人を微笑みながら見守る、アフロディテ様と音吉さん。
それは、幸せだった家族の記憶――。
「アコ…。」
元の姿に戻り、アコに弱々しく微笑みかけるメフィスト王。
「パパ~!!」
「アコ!パパはもう、何処にも行かない!もう二度と、悪い事はしない…!」
駆け寄る娘を、優しく抱き締めるメフィスト王。
魔境の森で探し続けていたのは、ヒーリングチェストでは無く、愛する娘の笑顔でした。
取り戻した、家族の絆。嬉しそうな一同。全ては、丸く収まる筈でした。しかし――。
マイナーランドで、戦いの様子を見ていたトリオ・ザ・マイナー。
しかし、メフィスト王が洗脳から解けた様子を見たファルセットの様子が一変します。
「遂に、俺の出番か…。」
派手な衣装に、頭蓋骨を模ったマスクを被り、長髪になったファルセット。
その変貌に、バスドラとバリトンは驚愕します。
「メフィスト!」「ファルセット!?」
突然のファルセットの登場に、驚くメフィスト王。
「お前はもう、用済みだ…。」
「プリキュア…。我々は、『不幸のメロディ』を完成させ、ノイズ様を復活させる。覚悟しておけ…!」
「ノイズ…!人の心を、一瞬で悪に染める…!あれ程恐ろしい者は居ない!!」
化石の姿でありながらも、恐ろしい力を秘めているノイズの姿を思い出し、戦くメフィスト王。
どうやら、王を悪のノイズで洗脳したのは、ゴーレムではなく、ノイズ本人の様です。
「大丈夫!どんなに強い敵だろうと、私達プリキュアは、負けないわ!」
力強いメロディの言葉に頷く、ミューズ。
プリキュア達と、真の敵・ノイズとの戦いが、今始まる――。
※アコが響達の励ましを糧にして、父を取り戻したシーンは、本当に感動しました。
次回は、素に戻ったメフィスト王のお茶目なシーンが観られるので、とても楽しみです。
そして、意外な伏兵・ファルセット。まさか、黒幕と通じていようとは!
OPでトリオ・ザ・マイナーの真ん中に居たので、何となく胡散臭い感じはしていましたが、あんなに雰囲気が変わるだなんて…。
でも、ファルセットも多分、ノイズに操られているのだと思います。
三味線を弾いていたにしては、余りにも今迄の彼とはかけ離れている気がします。
そして、次回予告――。
ハロウィンと言う事で、仮装をする事になった響達。
響は海賊。奏は魔女。エレンは黒猫。ハミィはカップケーキ。アコはお姫様。
――奏以外は皆、何処かでツッコミを入れたくなる仮装です。
特に、エレンとアコは、『そのまま』です。もう少し努力すべきだと思います。
また、アコが照れて叫んでいましたが、奏太に「可愛い」とでも言われたのでしょうか?
とても気になります。
親バカ全開のメフィスト様も、面白そうです。アフロディテ様は、ツッコミ役でしょうか?
何と無く、『Wボケ』な予感もします。
変貌してしまったファルセットが、ノイズを召喚しようとしています。
早速、決戦が始まるのでしょうか?
バスドラとバリトンが、魔物に変身してしまった事も気になります。
口を閉じられているシーンがありましたが、変身後も人間の言葉を話せるのでしょうか?
鏡を見て号泣していたバリトンさんが、哀れでなりません。何とかしてあげて欲しいです。
そして、ノイズと思われる敵と戦う、過去の音吉さん。大変イケメンです。一体、何年前の話でしょうか?
最後に、エレンが変身する際に、猫が爪を研ぐ仕草をしていました。
何と無くですが、エレンだけ変身時の『絶対に許さない!』が、『絶対に許さニャい!』になりそうな気がします。
次回の放送も、とても楽しみです。
※体調を崩し、中々感想が書けませんでした。でも、何とか映画上映初日までに完成して、良かったです。
少し仮眠して、妹と一緒に映画に行ってきます。
では、また次回――。
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