yukitaの想い出日誌 ひとひら・第7幕『友達なのに・・・』
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ひとひら・第7幕『友達なのに・・・』

こんばんは、yukitaです。
今回は、美麗の『叶わなかった夢』の顛末と、野乃との友情を取り戻した瞬間の話です。
演劇研究会10月公演『ひとひら』のポスターは、主役の麦が全面に写った、目立つもの。
それを演劇部のポスターの上に貼る、理咲。
「見ないで~!」
恥ずかしがる麦を引きずりながら、次々と貼られていく。

たかしの事ばかり考え、練習が身に入らないちとせ。研究会へたかしの顔を見に行く事に。

練習中なので、こっそり入室しようとすると「いいわけないじゃない!」と、響き渡る麦の声。
良い声だとは、知っていた。でも、声の質が以前と違う。このままでは、負ける!
危機感を覚えたちとせ。急ぎ演劇部へ戻る途中、ちとせを探しに来た(サボった罰を与える為。)
美麗を見つけ土下座。
「部長、すみませんでした!」
一所懸命に練習する事を誓う、ちとせ。やっと、麦のライバルとして始動した様です。

舞台用の暗幕が無くなっていた、演劇部。美麗は倉庫へ向かいます。
一方、暗幕が足りない研究会。野乃が困ってると、
『或る所から、拝借してきた』と、理咲が暗幕を取り出します。
すぐに演劇部から無断拝借した事がバレ、パイプ椅子で野乃にお仕置きを喰らいそうに・・・。

倉庫の鍵を差し、扉を開けようとする美麗。建てつけが悪く、びくともしません。
―――10分後。鍵が開いていた事に気付く美麗。
「開いてたなら、そう言ってよ。」
「鍵が開いていて、備品が無くなっていて、何よりもこの妖気・・・。」(野乃は人間です。)
「いるのは分かってるわ。出てらっしゃい野乃!」
物陰から出てきた野乃。そして、いつもの意地の張り合い。
『用が済んだから』帰ろうとする野乃。でも、扉は開きません。美麗が再挑戦。
―――20分後、開かない扉。結局、助けを求める事に。
「誰かーっ、助けてー!」
演劇部の能力を活かし、声を張り上げる美麗。
私も演劇部だから。研究会だけど。張り合う野乃。
「誰かーっ、助けてー!」「誰かーッ」野乃の口を塞ぐ美麗。
「止めてっ!」
「止めて、やめて・・・。お願い。やめてよ・・・。」
野乃に縋り付く、美麗。その目には涙。
のどを押さえる野乃。動揺する美麗。近くにあったスケッチブックに野乃の書いた言葉。
『声、出なくなったみたい。』

何で、そんな冷静に・・・。野乃!
「声、出ないって・・・。そ・そんなの、そんなのって!」
泣き出す美麗。『あんたが泣く事じゃないでしょう?』と、書き綴る野乃。
「ふざけないでよ!何でそんな。アンタに演劇勧めたの・・・私なのに。」

「一ノ瀬さん、勉強好きなんだ?」
「まさか・・・。」
「だよね、安心した。」
「勉強は一人でも出来るし。話すの得意じゃないから。」
「じゃあ、一緒に演劇やってみない?自分じゃない自分になれて、楽しいわよ。」
「演劇?」
「一人じゃ出来ない事、教えてあげる。」

野乃と演劇との出逢い。そして、美麗との友情の始まり。

野乃の初舞台。緊張する野乃の手を握り、包み込む美麗。

「こうするとさ、少し落ち着くでしょ?ねっ。・・・大丈夫よ、野乃。」
「うん、大丈夫。」


少しずつ明るくなり、笑顔をみせる様になった野乃。それが、嬉しかった美麗。
「毎日、明日が来るのが楽しみだった。ずっと続くと思ってた。」

3年に進級し、美麗は部長に。そして、野乃は、主役に。演目は『プリマヴェーラ』。
衣装合わせをする野乃。衣装に、少し不満気な様子。

「ちょっと小さいわね。それにこの色。春の女神にしちゃ、くすみ過ぎ。」
「学年創設以来の、恒例公演でしょ?春の女神の衣装は、立派な中年よ。仕方ないわ。」
「ふふっ。もう、ちょっとイメージ狂っちゃうでしょ。止してよね。」



野乃の言葉を受け、主演の祝いに『春の女神』の衣装を新調する事にした美麗。
ずっと、続く筈の幸せ。しかし・・・。
「突然、お終いが来た・・・。」

野乃が突発性の声帯麻痺になり、下手をすると声を失う事を知った美麗。
主役は代役を立てて、野乃の身体を治す事を先決に考えた、美麗。
でも、『主役は降りない。』と、野乃。
美麗は部長命令で、野乃の続投を禁止する。

「心配だったのよ!だから反対したのよ!だって、そうでしょ?私達ずっと、ずっと一緒にやって来たんだもの。それなのに、アンタは!」

そして・・・。
野乃が演劇部を退部する事を、決意。

「べ・別に辞めなくっても、休部って手もある訳だし。ともかく、ちゃんと治して戻って来てくれれば・・・。」
「戻らない。」
「えっ!?」
「治すのなんて、待ってらんない。私の高校生活は、もうあと半分もないの。あなたが反対するなら・・・その場は自分で作る!」


「アンタって人は、無茶よ!自分勝手よ!呆れるわ!腹が立つ!!たかが演劇じゃない?たかが3年間じゃない!身体なんて一生の事よ!心配して何が悪いの!?どうして、どうして・・・どうして!!!」

「こんな想いするなら、演劇なんか、やらなきゃ良かったね・・・。」

「ねえ、野乃。そんなに私の事、嫌い?」
何も言わない、野乃。
「相変わらず、何考えてるか分かんないし。そんなんだから、友達居ないのよ。アンタは。」

『友達くらいは、いる』

「理咲や桂木君?よくアンタみたいなのと、居られるわ・・・。自分勝手で、無茶苦茶で、無愛想で、挙げたらキリがない・・・。きっと良い所なんて、きっと・・・。」

『榊 美麗』

「だ・誰がアンタなんか・・・。」
そう言う美麗に、近付く野乃。美麗の涙を、そっと拭う。
「アンタなんか・・・友達・・・友達じゃないわよ。」
「アンタなんか・・・良い所なんてきっと・・・きっと、一つ位しかない人・・・なんだから・・・。」

美麗を抱き寄せる、野乃。彼女の身体を抱きしめる、美麗。
「馬鹿・・・。」
取り戻した、二人の友情。

「切ないなぁ。大好きなのに、友達なのに・・・。」
野乃が帰らないので、心配になって探しに来た麦。
「ここは、二人きりにして帰ろう。」
そっと立ち去ろうとすると・・・。

「は・は・は・・・ヒックショーン!
思わず出た、くしゃみ。
それに気付いた、美麗。
「麻井さん!?助けて。私達、出られないのよ!」
「へっ!?」
「野乃の声も出なくなっちゃって、大変なのよ!早く職員室に行って、誰か連れて来て!」
「は、はい!」

翌日・・・。
「何ぃー!?寝たら、治ったぁ!?」
驚く、一同。
「うん。全然平気。」
「何じゃ、そりゃ!」呆れる、美麗。
「私にも、良く分かんないのよ・・・。」
「あ、アンタって人は・・・!」拳を震わせる、美麗。
「遅刻するわよ?いいの?」
「野乃ー!待て、コラー!!」

「・・・何だよ、アレ。」
「・・・ふぅ。いつもの二人だよ。」
「まぁ、一件落着って事で・・・。行きますか・・・?」
『元の木阿弥』に戻った二人を、呆然と眺める、甲斐・たかし・理咲。

『不安な事は、まだ沢山あるけど。でも、先輩の為にも・自分の為も・・・。頑張ろう、文化祭。』

野乃と美麗の秘密を知った、麦。
次回は、文化祭。演劇研究会の未来は、如何に。

※美麗の『叶わなかった夢』(野乃の主演する演劇に共演する。)は、叶いませんでした。でも、その夢は形を変えて麦の夢に。

1話で観た『プリマヴェーラ』の衣装は、野乃の為に新調されたものでした。
(これは、原作には無いシーンです。)
『ひとひら』の舞台の後、この衣装を着けた麦を観られたらいいなぁ、と思いました。

では、また次回。次は、感想のみにしようかと思います。

















































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レビュー・評価:ひとひら/第7幕「友達なのに…」

品質評価 60 / 萌え評価 21 / 燃え評価 7 / ギャグ評価 11 / シリアス評価 11 / お色気評価 30 / 総合評価 23レビュー数 80 件 廃部を賭けた文化祭の公演が近づき、佳代の撮影した麦のポスターが貼り出される。恥ずかしがる麦だが、稽古では徐々に声を出せるまで成長。一方
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