yukitaの想い出日誌 愛犬の想い出。
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愛犬の想い出。

7月7日。

織姫と彦星が、年に1度出会う事を許される、貴重な日。
多くの人々が、笹に願い事を書いた短冊を飾り、祈りを込めた事でしょう。

でも…僕にとっては、別の意味を持った、もっと特別な日です。

3年前の七夕。
その日の早朝、15年寄り添った愛犬が、天に召されました――。

今回は、その彼女の事を語りたいと思います。

(※この記事を書き始めた当時は、2011年です。今回公開するにあたり、日時を変更しましたが、少しズレがあるかも知れません。予め、お詫びいたします。)
18年前の7月の或る日。

両親が突然、「保健所から、貰って来た。」と、柴犬の雑種(メス)を連れ帰りました。

彼女はとても小さくて、怖がりなのか、ずっと震えていました。
でも、家族5人で撫でている内に、落ち着きました。

食欲旺盛で、小さい身体で僕達の後を追い掛ける姿は、可愛かったです。
特に、初めて家の階段をヨチヨチと降りた時は、本当に感動しました。

そして、1年後――。
彼女は、予想していた体格より大きく育ちました。

保健所の方は、「余り大きくならない」と仰っていたらしいですが、中型犬並みの大きさ(最大約13㎏)までに成長しました。
――安直に、『チビ』と名付けなくて良かったです。

そして、当時新築だった我が家(実家)は、あちこちに、彼女の爪痕が…。
犬の『穴を掘る力』は、馬鹿に出来ません。

その傷跡は、18年経った今も、残っています。
いずれは修復するつもりですが、その傷も、彼女との大切な想い出の一部です。

彼女が家にやって来た日、僕は正直、少々面倒に感じていました。
可愛いとは思うものの、恐らく彼女に振り回される日々になるだろうと予感していたからです。

その予感は、的中しました。
――でも、いつの間にか、『振り回される日々』に喜びを感じていました。

別に僕が、何かしらの性癖に目覚めた訳ではありません。
ただ、彼女が、掛け替えの無い『家族』になっただけです。

風雨や大きな音を聞いては、家の中に居てもガタガタ震えて怯えたり。
公園でリードを離してしまった瞬間、怖がって、公園中を駆け回ったり。

病院嫌いで、入口に近づいた瞬間に、逃げ出す素振りを見せたりもしました。
更には、診察室に入った瞬間、前足で引き戸を器用に開けて、逃げ出そうとする始末。

注射をしようとすると、切なそうな声で泣き出したりもしました。
その度に、院長先生は苦笑していました。

※ちなみに、その性質は、6年前から共に飼い始めた、もう一頭の愛犬(黒芝・メス)にも引き継がれています。
血の繋がりは無いのに、不思議なモノです。

ここまで書いていると、何だかアホな犬の様に思われるかも知れませんが、そんな事はありません。
彼女の一番の美点は、『人の心に寄り添う力』です――。

僕が生活の様々な事で落ち込んでいる時、いつも傍には、彼女が居ました。

何をする訳でも無く、ただ傍に居てくれました。
そして時には、僕の顔を舐めて、慰めてくれました。

世を儚みたくなる様な気持ちになった時も、彼女の存在が助けてくれました。
本当に、どれ程、救われた気持ちになった事か…。

今も大して変わりませんが、昔の僕は、相当に未熟な人間でした。
だから、些細な事で、愛犬を怒鳴りつけた事もあります。

例えば、雨上がりに散歩に出掛けた時――。

いつもなら、公園(※割と広い)に到着するなり、近くの草むらや木陰で用を足す(※マーキングも兼ねている)のですが、雨で匂いが消えてしまい、30分過ぎても、用を足しませんでした。

用を足したそうなのに、いつまでも我慢している愛犬。
その様子を、初めは心配していました。
でも、何時しか、苛立ち…。

「なんで、用を足さないの?!」
と、怒鳴っていました。

当然、彼女は驚き、怯えます。
それでも、僕の足許に近付き、擦り寄って来ます。

――我に返り、「ごめんな…。」と謝りました。

今にして思えば、何て未熟で身勝手な人間だったのだろう…と、思います。
でも、そんな僕に、いつも彼女は寄り添ってくれました。

今は、本当に、感謝の念で一杯です。
他のエピソードを幾つか。

【三つ子の魂百まで】

彼女は、飼い始めた頃から室内飼いでしたが、当初は、紐で繋いでいました。
でも、割と賢い犬だったので、父と僕の判断で、放し飼いにしました。
――でも、それが失敗でした。

と言っても、悪事の限りを尽くした訳ではなく、いつでも僕達に付いてくる甘えん坊になっただけです。
特に、僕の布団に潜り込んで寝る様になりました。

子犬の頃は、僕の布団に潜り込んでは、オネショ(?)を良くしました。
20歳を過ぎて、『オネショ布団』を干す羽目になるなんて…。

ちょっと、泣きそうになった事も、今では良い想い出です。

そして彼女は、『三つ子の魂百まで』の諺の通り(?)、晩年まで僕の布団に潜り込んでいまいた。

朝起きると、愛犬が目の前で丸まって寝ている――。
毎度驚かされましたが、それは良い光景でもありました。

【ガタガタ。ブルブル。】

数年前、父の友人が犬を家に迎える為の準備期間(3日)だけ、生後間もない仔犬(レトリバーの雑種)が、我が家にやって来た事がありました。

その犬は、当然小さくて、とても可愛かったです。
でも、大型犬同士の掛け合わせだった為か、『獣臭かった』です。

そして、その子の肉球は、彼女よりも大きかったです。
やはり、大型犬は、仔犬の頃から『大柄』なのでしょうか?

その所為か、その子が家に来た瞬間から、彼女はひたすら怯えていました。
仔犬故に、母犬の面影を求めて擦り寄って来るその子を、ずっと避けていました。

何とか仲良くなって、母性にでも目覚めてくれれば…と思いましたが、最後まで怯えっぱなしでした。
そして、その子が父の友人に連れられた瞬間、我が物顔で、家をウロウロしていました。

――全く、現金なモノです。

【食いしん坊万歳~ワンワン編~】

仔犬の頃から、食いしん坊だった彼女は、時々、人間の食べ物をつまみ食いしていました。
当然、その度に叱られるのですが、反省するのは、叱られた瞬間のみでした。

そんな彼女が遣らかした、最大の過ちとは…?

以前書いたかも知れませんが、父は7年前に、肺ガンで天に召されました。
でも、全く快復しなかった訳ではなく、一度は快復しました。

その際、父の友人から、定番の『鯛の塩焼き・尾頭付き』が贈られました。
恐らく、大変高価な品です。(※値段は、食べた際の美味しさから推測。)

赤飯を炊いたかどうかは覚えていませんが、父の好きな食べ物を作り、快気祝いの準備を整えていました。
そして、大皿に、鯛を添えました。

しかし僕は、彼女への『ある信頼』が原因で、一つの大きなミスを犯してしまいました…。

幾多のつまみ食いをして、よく叱られていた彼女ですが、机の上に載っているものだけは、食べませんでした。
だから、両親の「あの子がつまみ食いしない様に、お皿を机の真ん中に置きなさい。」と言う指示を、後回しにしてしまいました。

つい、鯛の乗った大皿を端の方に置き、次の作業に取り掛かりました。
――数分後、器用に椅子の上に乗った彼女が、鯛の尾頭付きを貪っている姿を目にしました。

当然、彼女は叱られました。
普段は温厚な父が、珍しく怒っていました。
そして、僕も一緒に叱られました。

机の上には、無残に変り果てた、鯛の尾頭付きの姿が…。
ものの見事に、鯛の半身がすっかりと食べ尽くされていました。

そして、途方に暮れる、僕達。

「どうする?」
「捨てる?」
「でも、勿体無い…。」

様々な意見が飛び交いましたが、結局、『捨てるのは、父の友人に悪いから…』と言う結論に達しました。
そして恐々、残っていた半身から、綺麗な部分を一口食べました。

「美味しい…!!」
家族5人の総意でした。(※当時は、弟も自宅暮らしでした。)

今迄、鯛の尾頭付きを食べる機会は度々ありましたが、それら全てが束になっても敵わない程、美味しかったです。

恐らく、父の友人は、相当良い品を選んでくれたのだと思います。
余りの美味しさに、感動しました。

「ああ、彼(父の友人)は、本当に奮発してくれたんだなぁ…。」
「だからこそ…。これを独り占めしたあの子(愛犬)は、腹立つなぁ…(笑)。」
「ああ、美味しい。」

――父の友人に対する感謝と、鯛を独り占めした愛犬への恨み節(?)が入り混じった、何とも言えない食事風景でした。

でも、結局…。

「やっぱり、この子は、美味しい物がわかるんだなぁ…。」
家族一同、彼女の舌の確かさに、関心してしまいました。

――因みに、この食いしん坊っぷりは、晩年まで続きました。

お世話になっている方のコンサートに出掛けた時の事です。

開始まで時間があったので、近くのドーナツ店でドーナツを買いました。
そして、開始まで並んでいる間に皆で食べようとしたのですが、思ったより早く開場となり、そのドーナツは結局持ち帰りました。

夜遅くに帰ったので疲れていた為、ドーナツの入った袋を玄関に置きっ放しで寝てしまいました。
そして翌朝――。

朝の散歩から帰って来て愛犬達のリードを離した際、ドーナツの存在を思い出し、早速食べようとしました。
――でも、ドーナツは一向に見付かりません。

もしかして電車に忘れたのか?
そう思った瞬間、足許にドドーナツの袋が。
しかし、その袋には、何も入っていませんでした。

粉々になったドーナツの残骸だけが、残されていただけでした…。

普通なら愛犬は叱られる場面ですが、悪さをした現場を押さえて叱らないと無意味だった為、叱りませんでした。

そして、現在――。
時々用事で、そのドーナッツ屋の近くに寄る事がありますが、未だに、その店のドーナッツは食べていません。
一度は食べてみたいのですが、あの子の事を思い出して、泣いてしまいそうで…。

【愛犬の温もり】
犬の体温は、人間よりも1~2℃程高いので、抱き上げると、結構温かいです。
冬なら湯たんぽ代わりになりますが、夏は我慢大会です。

でも、その温かさが、僕にとっては幸福だったと思います。
そして現在、6歳の黒柴(メス)が、彼女の代わりになっています。

愛犬2頭が共に健在だった頃、召されたあの子は僕の枕元に。もう一人は足下に。
目覚めると、愛犬に布団を占領されている事に気付き、頻繁に驚いていました。

ほんの数年前までは、目覚めた時に感じた温もりが2つだったのに、今はたった一つ。
今でも時々、寂しくなります。

一つ笑えるのは、黒柴の愛犬が布団で寝そべっている時の姿が、何故かあの子に似ている事です。
血の繋がりは無いのに、本当に不思議です。

――18年前のあの日。僕に温もりをくれたあの子は今、僕の傍に居ません。
でも、今でも時々、その温もりを思い出しています。

あの日、僕の心ににトントンとノックしてくれた、大切な君へ。
――有難う。君と一緒に過ごした日々は、僕にとって掛け替えの無い日々でした。
僕がそちらに行った時は、また一緒に散歩しようね。

※2011年当初、召された愛犬を偲んで書き始めたこの記事。
ようやく、完成させる事が出来ました。

当時の自分の気持ちをそのまま表す為に、ほとんど手直しをせずに書いています。
いつも以上に読み難いと思います。申し訳ありません。

僕に大切な想い出を沢山くれた、愛犬への供養と感謝を込めて、この記事を捧げます。
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