yukitaの想い出日誌 D.C.ll.S.S~ダ・カーポllセカンドシーズン~第12話『記憶の淵』
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D.C.ll.S.S~ダ・カーポllセカンドシーズン~第12話『記憶の淵』

さて佳境に入った今作ですが…。もう、観てて辛いです!
前回も書いたけど、何で…こんなにヒロインを泣かせるかなぁ!?

もう、鬱EDまっしぐら?それとも、ハッピーED??
とにかく…。

(※『ドルアーガの塔』のファティナ(CV:堀江由衣さん)の声で、脳内再生して下さい。)
鬱EDになっちゃ…らめぇえ~!!
朝起きて、由夢が義之と朝食を共にし、一緒に登校する。
義之はもう、登校する事に何ら意味を持たないが、それは由夢が望んだ『デート』の演出。

でも登校して直ぐ、辛い展開に。
由夢の姿を見付けた渉・小恋・ななか。でも、渉が声を掛けたのは由夢一人。

「あれっ、一人?」

そこに義之が居るのに。
もう、彼の姿は…渉達には認識出来なくなっていた。
それは、義之の消滅が近い事を意味する――。

もう、この時点で観るのが辛かったです。

この後、由夢は気を取り直し、義之の手を取り学校をサボり、『デート』に。
夕方になり風見学園の屋上に向かうまでの間、二人は『日常』を楽しみます。

この瞬間もやがて…由夢の記憶の淵に消えて行く。それは、『泡沫の夢』に過ぎない。
そう思うと、義之と由夢の仲睦まじい様子も、悲劇の一部の様でした。
…それ位、切なくも優しい場面でした。

一緒に商店街を散策して、海辺で遊ぶ。
そして、神社に向かう。まるで子供の様に、はしゃぐ由夢。
神社で真剣に願掛けをする由夢。

義之の無事を祈ったのでしょうか?
『叶わない願い』に、それでも夢を馳せたのでしょうか?

公園で、出店のチョコバナナを食べる義之達。
義之は、『デートなのに、特別な場所に行かないのか?』と訊く。
由夢は、『兄さんと一緒なら、場所は何処でも良い』と返答。

そして高台で、初音島を見下ろす二人。
ここが、二人が育った場所。でも…もうすぐ義之は、消えてしまう。
その姿も。共に築いた想い出も、全て――。

だから最後に、風見学園の屋上に向かう由夢と義之。
夕暮れを背に、義之に向かい合う由夢。
それは、義之と由夢が見た…『お別れの風景』。

この時の由夢の『告白』は、本当に切なかったです。
振られる事が確定していながら告白するのなら、それは自分への踏ん切りの為。
でも、この告白は違います。

どんなに望んでも、絶対に叶わない願い――。
それは、『想いが届かない』のとは、異質なモノ。
喩え想いが通じ合ったとしても、その相手は、この世から消滅してしまう。
――始めから、存在しなかった事になる。

由夢は予知夢で、それを知っていた。しかも…それは、『絶対予知』だった。

『運命』は、変える事が出来ない。
義之の消滅を知ったからこそ、義之への想いを諦めた由夢。

『或る日』を境に、義之の前で笑わなくなった由夢。その真の理由を、義之は知る。
そして、「お別れだね…。」と呟く、由夢。

ここまでは多分、由夢と義之が見た予知夢の通りなのでしょう。
(義之は由夢の予知夢を、『他人の夢を見させられる能力』で垣間見た。)
でも、義之への想いを断ち切れなかった由夢は、義之に涙ながらに告白。

何度も言い足りない程、義之の事が好きだと言う、由夢。堪え切れない想いを、義之の胸で叫ぶ。
それでも、「お姉ちゃんの所に、行ってあげて!」と、義之を送り出す由夢。

もうすぐ、義之は消滅する。そうすると、音姫の記憶からも、義之は消えてしまう。
だから、音姫も悔いを残さない様に…と、義之を送り出した。

最後ぐらい、我侭を言えば良いのに。
それを言わずに、姉を優先する由夢の心情は、どれだけ辛いのだろう?
そう思うと、本当に観ていて辛い場面でした。

でも、この辛さが更に続きます――。
ようやく、音姫の許に辿り着いた義之。しかし…。

「桜…もう、枯れちゃいましたよ。」

音姫はもう、義之の事を忘れていた。
しかし、大切な人を助けられなかった事だけは、覚えている。
その人を助けたくて、その方法を探し続けた。でも、方法は見つからなかった。

自分は『正義の魔法使い』。
初音島の皆を助ける事が出来る。
――でも、『一番大切な人』だけは、助ける事が出来ない。

目の前に居る人は、もう二度と合う事の無い、『赤の他人』。
だから、誰にも言えなかった悲しみを…打ち明ける事が出来る――筈だった。

「音姉…。」

その瞬間に、溢れる義之への想い。
ずっと一緒の筈なのに。一心同体の筈なのに…!
一番大切な人と、一緒に居られる術が…どうしても見付からない。

こんなにも、好きなのに。
絶対に、離れたくないのに。

「弟くんが居なきゃ、私…駄目だよっ!一人じゃ生きて行けないよぉ!無理だよっ!!」

慟哭する音姫に、義之が近付こうとした瞬間…。
「足がっ…!」

消え行く義之。それは…『夢の終わり』の証。
涙ながらに近付こうとする、音姫。そんな彼女に義之が出来た、たった一つの事――。

「ありがとう…。音姉。」

微笑を残し、消えた義之。
その場に蹲り、慟哭するしかなかった音姫。

大切な人を護れないのなら…。
魔法なんて、使えなくてもいいっ!

――悲痛な叫びは…誰にも届かない。
いや、本当に…。今回も辛い展開でした。
いっその事、「鬱EDにならないのなら、『ウトゥED』でもいいや…。」と、思ってしまう程でした。

ウトゥは、冒頭にネタにした『ドルアーガの塔』の登場人物で、ファティナの仲間です。
全身鎧で年齢・正体不明の彼は、この作品のネタキャラの一人です。(ネタだけじゃないです。)

そんな彼が唐突に現れて、初音島のヒロイン全員に惚れられるという、カオス過ぎるEDを妄想してしまう程、今回は観ていて辛かったです。

本当に…。
鬱EDになっちゃ…らめぇえ~!

次回は遂に…最終回。
何とか、サンTVの放送までに間に合いました。(地方によっては、最終回は放送済み。)

後は体調を整える事と、もし野球の放送(阪神戦)があれば、延長にならない事を祈るのみです。
(出来れば、『小恋ED』を希望。)

では、また次回。――幸せな結末を期待してっ!
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『DC.?SS』 第12話 観ました

うん、よかったまだ続きがある。 とは言え、続き方が問題ではあるですよね。 先を急ぎすぎましたね。 もう少しゆっくりと描いてみましょうか。 とは言え、感想を言ってしまうと 切なさが止まらないんです。 存在が消えつつある義之くんと最後まで一緒にいることを
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